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どんな特性のサーキットでも速さを発揮するRB18。ポールから逃げ切れる可能性は十分/F1日本GPの注目ポイント

2022年10月6日

 いよいよF1が鈴鹿にやってくる。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、日本での開催は3年ぶりとなる。タイトル争いも佳境を迎えており、日本GPで今年のチャンピオンが決まる可能性もある。そんな日本GPに向けて、今回はautosport webでもおなじみのF1ジャーナリスト、柴田久仁夫氏がグランプリの見どころを語る。


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 日本GPの1週間前のシンガポールGPで、タイトルをほぼ手中にしていたはずのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がまさかの惨敗を喫した。まず予選ではチーム側が、搭載燃料が少なすぎてアタックができないという、レッドブルらしからぬ失態を犯した。そしてレースではフェルスタッペン自身がスタート失敗で順位を落とし、さらにオーバーテイクを焦ってコースオフと、ミスの連続で7位入賞に終わった。


 フェルスタッペンにとっては今季最悪の週末だったが、一方でチームはセルジオ・ペレスに対しては完璧なサポートを実施し(唯一、セーフティカー中の車間距離に関する指示は曖昧だった)、面目を保った。

セルジオ・ペレス(レッドブル)&シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2022年F1第17戦シンガポールGP セルジオ・ペレス(レッドブル)&シャルル・ルクレール(フェラーリ)


 今季のレッドブルマシンは、シーズンを経るにつれていっそう、どんなコース特性のサーキットでも強さを発揮するようになっている。つまりストップ&ゴーのシンガポールで速かったRB18が、鈴鹿サーキットで苦戦する理由はないということだ。


 鈴鹿は高速S字に代表されるコース前半では優れた空力性能、スプーンから130R、そしてシケイン立ち上がりからターン1までの全開区間では、最高のエンジンパワーが要求される。さらにタイヤへの負荷も、十分に高い。ライバルのフェラーリは最高速でレッドブルにかなわず、ここ数戦はロングランでのタイヤの持ちに問題を抱えている。そして得意のはずの一発の速さでも、ベルギーGP以降は優位を失いつつある。


 つまり普通に考えれば、フェルスタッペンが鈴鹿で初ポールを獲得し、そのまま逃げ切る可能性が高いということだ。


 フェルスタッペンが鈴鹿という舞台で初優勝を遂げて、2度目のタイトル確定を確定する。そのシナリオを脅かす者がいるとすれば、シンガポールで覚醒したペレスだけかもしれない。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2022年F1第17戦シンガポールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

2022年F1第17戦シンガポールGP セルジオ・ペレス(レッドブル)の優勝を祝うチーム
2022年F1第17戦シンガポールGP セルジオ・ペレス(レッドブル)の優勝を祝うチーム



(Kunio Shibata)




レース

5/4(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
5/5(日) スプリント 1:00〜02:00
予選 5:00〜
5/6(月) 決勝 5:00〜


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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