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マクラーレンからF1テストに参加したオワード「クレイジーだと予想していたが、その10倍上だった!」

2021年12月16日

 パト・オワードは、12月14日にヤス・マリーナ・サーキットでマクラーレンのMCL35Mを走行させて圧倒され、初めてのF1マシン搭乗経験について、“クレイジー”と表現した。


 マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、オワードにアブダビで行うオフシーズンテストでのマクラーレンの走行機会をプレゼントした。ブラウンはアロウ・マクラーレンSPからNTTインディカーシリーズに参戦しているオワードに、インディカーで初優勝を飾ったら、F1テストを任せると約束したのだ。初優勝は今年5月にテキサス・モータースピードウェイで確かに達成された


 テスト初日の火曜日、ダニエル・リカルドがマクラーレンのミュールカーでピレリの18インチタイヤプログラムを行う一方で、22歳のオワードには2021年仕様のマシンが託された。4番手タイムを記録し、92周を完走したオワードは、リカルドのトレードマークの笑顔にも勝る、満面の微笑みを浮かべていた。


「今日については言葉が見つからない」とオワードは語った。「ワオ! という感じだ。これらのマシンはすごすぎるよ。クレイジーで常軌を逸していると予想はしていたけれど、予想の10倍上をいっていた!」


「インディカーは速いと思っていたけれど、自分の目で見るとこれはクレイジーだった。他に何と言ったらいいか分からないよ」


「ファーストラップを走り出して、パワーとグリップ、ブレーキングを感じた。思うままにできるんだ」


「なんて素晴らしい経験だろう、それになんてマシンだったろう!」

パト・オワード(マクラーレン)
2021年F1アブダビテスト パト・オワード(マクラーレン)


 オワードは最初からペースを発揮して午前中のセッションでは最速タイムを叩き出したが、体力的に少々苦戦し、F1の高いGフォースのために「1周ですべてをまとめられなかった」と認めた。


「首がくたくただ。午前中はいいところまで行けた。最後の予選走行の前にレース走行をしたけれど、ソフトタイヤを履いて高速コーナーを通過した途端に、頭がもげそうになったよ」


「問題は僕にあった。どこでタイムを失ったか分かっている。首の強度のせいで制限がかかったコーナーだ。少なくとも、結局はそれが問題になることは分かっていた」


「なぜならこれは完全に違うものだからだ。あそこで走行できるマシンと他の何かを比べるなんてばかげている。最後の数周では自分の目で見下ろして、どこを走っているのか見ようとしていた」

パト・オワード(マクラーレン)
2021年F1アブダビテスト パト・オワード(マクラーレン)


 オワードは、走行経験の点ではその日がキャリアにおけるハイライトだったと考えている。


「あれに近いものはないと思う。ドライビングと性能に対するフィーリングについては、その限界まで感じ取ったが、他に類のないものだ」


「インディカーのフィーリングはクレイジーだ。でもこのマシンに乗るとどれだけ速いかということ、またすべてのものがどれだけ圧縮されているかということについては、まるでビデオゲームみたいだよ。現実とは思えない」


「でも確実にマシンの性能を最後のひとつまで引き出すには、もう少しマシンと一体になる必要があると言わなければならない。特定の場所では、限界まで引き出すことができなかった」


「何ができるのかということと、性能を引き出して限界を超えないことを理解するのに時間がかかるのは普通のことだ。ただ走り出していって、『自分はタフだ。全力でやるぞ!』と言いながらウォールに衝突するようなことはしたくなかったんだ」

2021年F1アブダビテスト パト・オワード(マクラーレン)



(autosport web)


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