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F1のトラックリミット対応をアレジが批判「“聖域コーナー”では問答無用にペナルティを科せばいい」

2021年4月16日

 2021年F1開幕戦バーレーンGPで物議を醸したターン4でのはみ出し問題について、元F1ドライバーのジャン・アレジが「FIAの対応は生ぬる過ぎる」と喝を入れた。


 開幕戦決勝レースでは、終盤にマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを激しく追い上げた末に、ターン4でパス。しかしその際に4輪がコース外にはみ出していたため、チームからの指示で首位を譲った。このバトルでフェルスタッペンはタイヤを使い果たしていたこともあって、ハミルトンがそのまま逃げ切り初戦勝利を遂げた。


 結果的に、ターン4ではみ出してアドバンテージを得たドライバーは、レースディレクターにより、そのアドバンテージを返すよう指示される場合があるという規定が、ハミルトンの勝利を確定したことになったと言える。ここで問題になったのが、ハミルトンもその前に繰り返しターン4でコースからはみ出していたことだった。レース前半だけで、その回数は22回に及んだ。しかしハミルトンは、何のペナルティも受けなかった。

2021年F1第1戦バーレーンGP表彰台 ルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)

「二度目のピットアウト直後にもハミルトンはターン4ではみ出していたが、お咎めなしだった。ところがフェルスタッペンは、すぐに警告を受けている。TV視聴者たちは、どういうことかまったく理解できなかっただろうね」と、アレジは言う。


「なのでFIAには、より明確な措置を望みたい。具体的には特定のコーナーでは、いかなる状況でもはみ出し禁止にするんだ。4輪すべてがそこでコースから出た場合、その瞬間にペナルティを与える」


 アレジがその思いを強くしたきっかけは、2019年スパ・フランコルシャンでのアントワーヌ・ユベールでの事故死だったという。


「どんなサーキットにも、はみ出したり、逆にショートカットしてはいけないコーナーがある。明らかにタイムを稼いだり、あるいは事故に直結するコーナーだ。そういう場所は一種の『聖域コーナー』に認定して、問答無用にペナルティを科すべきだ」


 具体的なペナルティとして、アレジは「ドライブスルー」を提案する。
「はみ出した瞬間にペナルティとなれば、あとでよけいな論議も起きない。視聴者や観客にとっても、明快この上ない」


 ターン4のトラックリミット問題については、利益を得たはずのメルセデスのトト・ウォルフ代表も「混乱している」とレース後にコメントした。
「レース前半は制裁を受けないと言われてたのに、その後突然、ペナルティの警告が出されたからね」


 それに対し、レースディレクターのマイケル・マシは、「トラックリミットの許容範囲については、ずっと一貫した基準で判断していた。レース中に変えたことはない」と主張している。


「ターン4でオーバーテイクして、アドバンテージを得た場合、それはペナルティの対象になる。なのでレッドブルには、すぐに警告を行った」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)




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