F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1技術解説バーレーンGP編(2):メルセデスW12に存在する“コブ”の秘密

2021年4月15日

 2021年F1バーレーンGPで走行した各チームのマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、開幕戦で明らかになった変更点を解説した。第2回では、メルセデスとアストンマーティンのカウルに見られる隆起について考察する。


────────────────────────────────


 バーレーンサーキットで行われた直前テストで、メルセデスの新車W12のエンジンカウルに、特徴的な隆起(コブ)が見て取れた。V6ハイブリッドエンジンの吸気系の取り回しに変更を加えたことが想像されたものの、その時点では内部を見ることはできなかった。


 しかし開幕戦で、その全貌が明らかになった。去年型W11との比較写真でわかるように、エンジンの各シリンダーに空気を分配するインテークマニホールドの形状が大きく変わっている(黄色矢印参照)。平面的だったマニホールドが、完全に円筒形になったのだ。


メルセデス2021年型W12と2020年型W11の比較
メルセデス2021年型W12と2020年型W11の比較

 F1では可変長マニホールドは禁止されていない。吸気管の長さを変えることで出力とトルクを最適化し、結果的に燃焼効率の向上が期待できる。メルセデスが具体的にどのような変更を加えたかは、マニホールドカバーを取り去った状態を見るまでは、残念ながらわからないだろう。


 興味深いのは、今季からメルセデス製パワーユニットを搭載するマクラーレンのエンジンカウルに、同じようなコブが見られないことだ。全部で4チームあるメルセデスユーザーのうち、コブ付きはメルセデスとアストンマーティン、コブなしはマクラーレンとウイリアムズである。



2021年F1第1戦バーレーンGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティンAMR21)
2021年F1第1戦バーレーンGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティンAMR21)


2021年F1第1戦バーレーンGP ランド・ノリス(マクラーレンMCL35M)
2021年F1第1戦バーレーンGP ランド・ノリス(マクラーレンMCL35M)


 マクラーレンにコブがないのは、異なる冷却システムを採用したからである。マクラーレンのMCL35Mは、エンジン上部にラジエターを背負っている(赤矢印参照)。そこがすでにかなり幅広のために、エンジンカウル自体がメルセデスに比べて膨らんでいる。そのため下部にある円筒形のマニホールドだけが飛び出ることはない。


 一方メルセデスとアストンマーティンは、エンジン後部に台形のラジエターを配置している(青矢印参照)。そのためエンジンカウルはずっと細身で、マニホールドの部分だけが膨らんだというわけだ。

マクラーレンMCL35MとアストンマーティンAMR21の比較
マクラーレンMCL35MとアストンマーティンAMR21の比較



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(翻訳・まとめ 柴田久仁夫 / autosport web)




レース

5/7(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
5/8(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
5/9(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位ルイス・ハミルトン94
2位マックス・フェルスタッペン80
3位バルテリ・ボッタス47
4位ランド・ノリス41
5位シャルル・ルクレール40
6位セルジオ・ペレス32
7位ダニエル・リカルド24
8位カルロス・サインツJr.20
9位エステバン・オコン10
10位ピエール・ガスリー8

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位メルセデス141
2位レッドブル・ホンダ112
3位マクラーレン65
4位フェラーリ60
5位アルピーヌ15
6位アルファタウリ・ホンダ10
7位アストンマーティン5
8位アルファロメオ0
9位ウイリアムズ0
10位ハース0

レースカレンダー

2021年F1カレンダー
第4戦スペインGP 5/9
第5戦モナコGP 5/23
第6戦アゼルバイジャンGP 6/6
第7戦カナダGP 6/13
第8戦フランスGP 6/27
  • 最新刊
  • F1速報

    2021年F1第2戦 エミリア・ロマーニャGP号