F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1技術解説バーレーンGP編(1):新規定で一際遅くなったアストンマーティンとメルセデスの対策

2021年4月14日

 2021年F1バーレーンGPで走行した各チームのマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、開幕戦で明らかになった変更点を解説した。第1回では、規則変更が不利に働いたといわれるアストンマーティンがフロアに施した対策を紹介する(全2回)。


────────────────────────────────


 開幕戦バーレーンGPと昨年終盤の同GPの予選タイムを比較すると、全車が遅くなっているのがわかる。ダウンフォース削減を目的にした技術レギュレーション変更が、しっかり効果を発揮しているということだ。


 ただし規約変更の影響は、チームによって著しい差が見られる。以下は2020年と2021年のバーレーンGPの予選タイムを各チームごとに比較したもので、白抜きの数字は去年の予選とのタイム差だ。たとえばメルセデスとアストンマーティンは、他に比べてコンマ7秒以上も遅くなっている。この2チームはいずれもローレーキ・コンセプトのマシンであり、フロア後端の面積が縮小したことで、去年までのような高効率の空力性能を発揮できていないと思われる。


F1バーレーンGP:2020年と2021年の予選タイムの変化
F1バーレーンGP:2020年と2021年の予選タイムの変化

 そのためアストンマーティンは開幕戦用に、直前のバーレーンテストとは違う仕様のフロアを緊急投入した。新仕様では、規定よりも前の部分からフロアの幅を狭くする代わりに、直線化しているのがわかる。(黄色矢印と実線参照)


アストンマーティンAMR21のフロア:2021年F1第1戦バーレーンGPとバーレーンテストの比較
アストンマーティンAMR21のフロア:2021年F1第1戦バーレーンGPとバーレーンテストの比較

 フロアの面積が小さくなればさらにダウンフォースが減るはずで、一見奇妙な解決策である。アストンマーティンの技術陣はどうやら、渦流がより起きやすいフロア形状にすることで、フロア下面への乱流の流入を防ぐことに主眼を置いたようだ。


 一方でフロア上のデフレクターは数を増やしている(赤矢印参照)。こちらも乱流がフロア下へ入り込むことを防ぐための処理であろう。さらにリヤタイヤのすぐ前には、メルセデスが先鞭をつけた箱型のデフレクターも取り付けられている。

アストンマーティンAMR21のフロア:2021年F1第1戦バーレーンGPとバーレーンテストの比較
アストンマーティンAMR21のフロア:2021年F1第1戦バーレーンGPとバーレーンテストの比較

 アストンマーティンが開幕戦用に急遽新パーツを投入したのに対し、メルセデスに目立った新仕様は見られなかった。車高や足回り調整などのセッティング変更で、対処しようとしたようだ。
(第2回に続く)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(翻訳・まとめ 柴田久仁夫 / autosport web)




レース

7/16(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/17(土) フリー走行2回目 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
7/18(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン185
2位ルイス・ハミルトン177
3位ランド・ノリス113
4位バルテリ・ボッタス108
5位セルジオ・ペレス104
6位シャルル・ルクレール80
7位カルロス・サインツJr.68
8位ダニエル・リカルド50
9位ピエール・ガスリー39
10位セバスチャン・ベッテル30

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位レッドブル・ホンダ289
2位メルセデス285
3位マクラーレン163
4位フェラーリ148
5位アルファタウリ・ホンダ49
6位アストンマーティン48
7位アルピーヌ40
8位アルファロメオ2
9位ウイリアムズ0
10位ハース0

レースカレンダー

2021年F1カレンダー
第10戦イギリスGP 7/18
第11戦ハンガリーGP 8/1
第12戦ベルギーGP 8/29
第13戦オランダGP 9/5
第14戦イタリアGP 9/12
  • 最新刊
  • F1速報

    2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP&第9戦オーストリアGP合併号