最新記事
- ベッテルがセナ&ラッツェンバーガー追悼イベ...
- ドメニカリCEO、モンツァ・サーキットにイン...
- 2025年F1ドライバー契約状況と残り10席の予想...
- 2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP TV放...
- パドック裏話:レース出場の機会をひたすら待...
- アルボン、ウイリアムズF1との契約を複数年延...
- ロータス72でモナコ・ヒストリックGPに参戦し...
- アメリカ・シカゴでF1開催の噂。郡代表はNASC...
- アップグレードは「期待どおりに機能した」と...
- FIA、2026年に向け新しい軽量ヘイローの入札...
- F1マイアミGP技術解説:マクラーレンの勝利を...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第6戦】...
F1 Topic:ガスリーがカナダGPのFP2で遅かったのは“間違ったエンジンモード”のせい?
2018年6月10日
カナダGPの金曜日のフリー走行2回目で18番手に終わったピエール・ガスリー。1回目のフリー走行が10番手だったこと、2回目のフリー走行でチームメイトのブレンドン・ハートレーが12番手だったことを考えると、疑問が残るポジションだった。
セッション後、本人はその件を次のように説明した。
「間違ったエンジンモードで走っていたため、すべてのストレートで遅かったんだ。だから、あのタイムは本来のポテンシャルを表したものではない。チームメイトのタイムを見ればわかるようにトップ10に近いところにはいると思う。10番手のアロンソからブレンドンまでの3人が1分13秒台と接近しているからね」
ガスリーが間違ったエンジンモードで走っていたのは、ハイパーソフトを履いたショートランでのタイムアタックだった。その後はレース用のエンジンモードでロングランを問題なく走行していた。
この件をホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターに確認したところ、少し驚いた表情でこう語った。
「(そんなこと)言ってましたか? そうですか。確認しますが、(PUの設定に)おかしなところはありませんでした。ベストタイムは違う設定のモードで出たということではないでしょうか」
つまり、一発のタイムが出る一番いいモードでのアタックで、ガスリーはベストタイムをマークしていたなかった可能性がある。
そこでガスリーのアタックラップを確認すると、確かにベストタイムをマークしたラップはセクター3が29.9秒と区間自己ベストだったが、セクター1とセクター2は区間自己ベストではなかった。セクター1とセクター2の区間自己ベストをマークしたのは、その2周後で、セクター1がコンマ2秒、セクター2はコンマ3秒速かった。ところがセクター3で区間自己ベストより1.3秒ロスしたため、1分15秒353にとどまった。
つまり、区間ベストを3つ合計すると、1分14秒051となる。ハートレーのセクター3での自己ベストは29.6だったことを考えると、ガスリーは1分13秒7程度のタイムが出せるポテンシャルがあったと考えられる。それを出せなかったのは、おそらくガスリーがアタックラップのセクター3でミスしたからだと考えられる。
しかし、それを正直に言わなかったのは、ガスリーのドライバーとしてのプライドが許さなかったからだろう。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
5/17(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
5/18(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
5/19(日) | 決勝 | 22:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |