Toro Rosso関連記事
F1 Topic:6番手も狙えたガスリー、予選Q3で痛恨のミス
2018年5月27日
「クルマの状態は、Q3に引っかかってくれればいいというような感じではなく、あわよくば、Q3でももう少し上のポジションを狙える速さがあっただけに残念です」
モナコGPの予選を終えた後、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはそういって、バーレーンGP以来のQ3進出を喜ぶよりも、10位に終わったことを悔やんでいた。
市街地コースのモナコで、トラクションのかかりがいいSTR13には速さがあった。いったい、何があったのか?
Q3の1セット目のタイヤでのアタックは中古のハイパーソフトで路面の状態をチェック。2セット目のタイヤでのアタックで新品のハイパーソフトを履いて出て行った。モナコは渋滞が予想されるため、アタックは2回を予定。ただし、2回目はあくまで1回目がうまく行かなかったときの保険で、タイヤのグリップ力を考えると1回目のアタックが勝負となった。
18.9の自己ベストでセクター1を通過したピエール・ガスリーは、セクター2も33.7秒と自己ベストをマーク。それまでのセクター2の自己ベストが33.9秒だったから、コンマ2秒もゲインしていたわけである。
ところが、「すべてを懸けて走っていた」というガスリーは、プールサイドシケインのイン側のガードレールに右フロントタイヤを当ててしまう。
「ガードレールに当たった瞬間、マックス(・フェルスタッペン)のことが頭をよぎった」というガスリーの右フロントサスペンションは折れなかったが、シケイン出口にある高い縁石に乗ってフロアをこすってしまい大きくタイムロス。セクター3に19.6秒を費やし、1分12秒315とQ2の自己ベストの1分12秒313を上回れずに終わる。
1周クールダウンラップをはさみ、その後アタックを再開させたガスリーは、セクター1と2でわずかに自己ベストを更新できなかったものの、セクター3で19.2秒の自己ベストを出し、なんとか1分12秒221の自己ベストを更新した。
もし、Q3の2セット目のタイヤの1回目のアタックのセクター3で、この19.2秒を出していれば、ガスリーの予選タイムは1分11秒956となり、予選6番手のエステバン・オコンを上回っていた。
「それほど激しい接触ではなかった。でも、少しはタイムを失ったと思う」(ガスリー)
しかし、その代償は、あまりにも大きかった。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
5/17(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
5/18(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
5/19(日) | 決勝 | 22:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |