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マクラーレン「トラブルはメキシコにも影響する。チャンスを奪われ深く失望」/F1アメリカGP日曜

2017年10月23日

 2017年F1アメリカGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはリタイア、ストフェル・バンドーンは12位だった。


 信頼性の問題に苦しめられた週末だと、チームは振り返っている。日曜朝にバンドーンのMGU-Hに問題が見つかり、ピットレーンオープンまで十分な時間がなかったため、パワーユニット全体を交換するという決断がなされた。バンドーンは金曜に新しいICEを入れたため、5グリッド降格が決まっていたが、これに加えて25グリッドダウンのペナルティが科され、最後尾20番グリッドからスタートすることになった。何度かオーバーテイクをして順位を上げていったものの、バンドーンは最終的にはポイント圏内には届かなかった。


 アロンソは8番グリッドから好スタートを切り、ポイント圏内を堅実に走っていたが、24周目、8位走行時(前のフェリペ・マッサはまだピットストップを済ませていなかったため、事実上7位)、パワーが低下し、ピットに戻ってリタイアせざるを得なかった。その後の調査で、MGU-Hに問題が発生したことが分かったと、チームは明かしている。これにより、アロンソは次戦メキシコGPでパワーユニット交換を強いられることになりそうだ。


■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
 今日も、ふたりのドライバーの才能を再確認しながら、それが結果に結びつくことなく、非常に落胆したまま、レースを終えることになった。


 フェルナンドは見事なスタートを決めて、ファーストスティントから最初のピットストップまで、周囲と同等のペースを維持して走った。7位、あるいは6位をつかんでチームのために貴重なポイントを獲得することが可能だったにもかかわらず、MGU-Hのトラブルに見舞われたために、そのチャンスが失われた。今週末は、もう一台がいくつかトラブルに直面してきたが、フェルナンドにも問題が起きてしまった。


 大きなポテンシャルがありながら、今年はアメリカでのレースではフェルナンドにツキがないようだ。我々全員が胸をえぐられるほど辛い思いを抱えている。


 ストフェルは不運にも、最初の5位降格に25グリッドダウンのペナルティが追加された。今朝、MGU-Hの問題が見つかり、決勝に間に合わせるためにPU全体を交換しなければならなかったからだ。これによって彼はグリッド最後尾からスタートすることになり、ポイント獲得の望みはほぼ潰えた。それでもストフェルは初めてのCOTAで非常にいい走りをし、大胆なオーバーテイクシーンを4度も披露した。    


 このサーキットは今季残りのグランプリのなかでは比較的いい結果を期待できる場所だったが、このようなトラブルによって強力な結果を出す機会を奪われた。非常に残念に思う。フェルナンドのマシンに今日問題が発生したことで、メキシコも困難なレースになるだろう。それでも戦い続けていくしかない。     



(AUTOSPORTweb)




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