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ベッテルの行為を咎めるロス・ブラウン、「強い熱意」は称賛

2017年7月1日

 F1のスポーツ面を取り仕切るロス・ブラウンが、F1アゼルバイジャンGPでがセバスチャン・ベッテルがルイス・ハミルトンにヒットした一件について、許される行為ではないが、その熱意は維持してほしいと語った。


 セーフティカー先導中に各車がリスタートに備えていた時、先頭を行くハミルトンにベッテルは追突。ブレーキテストを行われたと感じたベッテルは憤り、ハミルトンに並びかけると手を挙げて怒りを示し、ハミルトンにヒットした。


 この2度目の衝突が、危険をもたらしかねない行為だったと判断されて、ベッテルは10秒のストップ&ゴー・ペナルティを受けた。FIAは後に、テレメトリーを調べた結果、ハミルトンがブレーキテストを行った形跡はないことも明らかにしている。


 FIAは、ベッテルにさらなるペナルティを科す必要があるかどうか判断するため、この一件を調査することを発表した。


「セバスチャンはしてはならないことをし、それについてペナルティを受けた」とF1のモータースポーツ担当マネジングディレクターであるブラウンは、BBC Sportに対してコメントした。


「起きてはならないことだ。だが、世界タイトルを争っているドライバーたちの熱意の表れでもある。我々はああいう熱意を見たいのだ」


「セバスチャンはあの一件についてじっくり考え、そこから学ぶだろう。これからも熱意を見せてほしい。ただ、バクーでのように未熟な形は避けなければならない」


「計画的にしたことでないのは確かだ。彼らは情熱を抱いており、身体のなかに大量のアドレナリンが出た結果だ」


「ルイスにテクニカルトラブルが起きていなければ、彼が優勝して大量のポイントを手にしていただろう。そうなっていれば、状況は違った」

2017年F1アゼルバイジャンGP セーフティカー出動
2017年F1アゼルバイジャンGP セーフティカー出動

 ハミルトンはベッテルは故意にヒットしたとして「恥ずべき行為」であると怒り、ベッテルと話し合う意思はないと述べた。しかしブラウンは、両者の関係が完全に壊れてしまうことはないと考えている。


「ふたりは互いを心から尊敬している。ひとつのインシデントでそれまでのすべてが壊れてしまうようなことはない」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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