Mercedes AMG関連記事
F1 Topic:メルセデスエンジニア、日本GPでハミルトンがスタートを失敗した理由を語る
2016年10月21日
日本GPでは、スタートを失敗したルイス・ハミルトン。その出遅れが響いて3位に終わり、ライバルであるニコ・ロズベルグとの差が33点にまで広がってしまった。レース後、メルセデスAMGのトト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター/ビジネス)は、「われわれのマシンのクラッチは完璧ではない。狭いマシンの中でこのクラッチを完璧に操作するために、いまでは両ドライバーともグローブの縫い目にまでこだわっているくらいだ」と語っていた。
しかし、オースティンでメルセデスAMGの、あるエンジニアは「鈴鹿でのスタートの失敗はルイスが語っているように、ドライバーのエラー」だという。そのエンジニアによれば、ハミルトンの失敗の原因はメカニカル的なものではなく、精神的な問題だったという。
「それはフォーメーションラップを終えてスターティンググリッドに着いたときから始まったんだ。ルイスは自分がいたイン側が少しダンプ(半乾き)状態だったように見えたために、より完璧にスタートしなければならないと自分にプレッシャーをかけすぎてしまったんだ。実際にはイン側はルイスが考えていたほど濡れていたわけではなかった。しかし、アウト側のドライバーたちにやられてしまうと勘違いしたルイスはブラックアウトの瞬間、ホイールをスピンさせすぎてしまったんだ」
メルセデスAMG側のセッティングミスでなかったことは、チームメートのロズベルグのスタートが完璧だったことからもわかる。したがって、メルセデスAMGは今回のオースティンでも「鈴鹿と同じで何も変えてはいない」という。
つまり、鈴鹿でのハミルトンは、そこまで追い込まれていたわけである。その鈴鹿よりも状況が悪化したオースティンのレースで、ハミルトンがどんなスタートを見せるのか、注目したい。
(Text : Masahiro Owari)
関連ニュース
※中国GP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
※中国GP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |