ホンダ密着:バトンが実力で6位入賞、しかし楽観できない第2集団の戦い
2016年7月4日
だからこそ、残念だったのは、予選でのフェルナンド・アロンソに対するチーム側のミスと、レースでのトラブルである。
「アロンソはバッテリーパック(エナジーストア)がシステムエラーを検知したために、ピットインさせてリタイアさせました。レース中盤からシステムエラーが出ていたんですが、システムエラーが出ただけでは、デプロイが止まるというような状況にはならないので、ラップタイムには大きく影響しません。ただ、途中で完全にフェイル(異常事態)に入ったため、それをクリアするために、途中で2度ペースが落ちた周がありました。それでも、問題が改善されなかったため、安全上の問題からピットインさせてリタイアさせました」
もし、リタイアしていなければ、2台そろってポイントは取れていただけに残念なトラブルだった。それだけに、長谷川総責任者もこの結果に楽観はしていない。今回はマクラーレン・ホンダが第2集団をリードしたが、カナダGPではウイリアムズが速く、ヨーロッパGPではフォース・インディアが強く、第2集団の戦いはサーキットによって優劣がめまぐるしく変わっているからである。
「今回、なぜ、フォース・インディアとウイリアムズがあのようなレースになったのかは、もう少し分析してみないとわかりません。ただ、今後に向けてとても勇気づけられるレースとなったことは確かです」
次はマクラーレン・ホンダのホームレースであるイギリスGPだ。
(Text : Masahiro Owari)
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※中国GP終了時点
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2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
※中国GP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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