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年忘れ覆面座談会5:個人的に好きな男 嫌いな男!?

2014年12月29日

A氏:後半レースでの暴れっぷりは、本人やけくそだったのか、楽しませてくれたね。
2015年はマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツJr.でルーキーふたりになるけど、ダニエル・リカルドとベルニュのときも似たようなものだったし。

C氏:ドライバーをどう評価するのか考えてみると、たとえば小林可夢偉は当初チームを引っ張る、変えていくという姿勢をトニー・フェルナンデスに買われてケータハムと契約した。ちゃんと運転してればいいだろうという態度で、オレさまな態度のドライバーは敬遠される。ベルニュには多少そういうところがあったんじゃないかな。かたやセバスチャン・ベッテルみたいなチャンピオンが天狗にならずにやっているのをみたら「だったら若いヤツに」と思うのも無理はない。レッドブルのリザーブに留まっているセバスチャン・ブエミも、チームを引っ張るリーダーとしては物足りない。プレスルームに来てもフランス人としか話さないし、内向的なんだよ。

A氏:ただ、ブエミはドライバーとしての評価は、すごく高い。2014年はトヨタでWECチャンピオンを獲得して、2015年もレッドブルのリザーブドライバーを続けることになった。

B氏:ブエミの話と言えば、こんなことがあった。中国GPでプレスルームへ上がって行くエレベーターで、オレが今にも乗ろうとしていたのに、ブエミは目の前で「バイバーイ!」って笑って手を振りながらドアを閉めやがった(笑)!

A氏:レッドブルはドクター・マルコ(ヘルムート・マルコ)がドライバーを決めるわけだから、彼に気に入られなかったらアウトだよね。


──リカルドがレッドブルに抜擢されたのも、そういうところが……?

C氏:リカルドは、みんなが「彼と一緒にやりたい!」って言うくらいだから。決定権はマルコが持っているけど、あくまで勝つために、まわりの意見も聞いて、やっぱりコイツだと選んでいるはず。実際これまでの選択は間違っていない。結局は厳しいようだけど、ドライバーにとっては自業自得だよ。

B氏:リカルドはHRT時代もチーム全員に好かれていたし、フェルナンド・アロンソもミナルディ時代から評判だった。ただのポーズじゃなくて、どれだけチームのために一所懸命やっているかどうか。一緒に戦っていたら、すぐにわかっちゃうからね。


──やっぱりベルニュにとって、かわいそうな結論になってしまいました……。でも、フェラーリのテストドライバーとして契約が決まりましたね。

B氏:ベルニュはフェラーリに行けて万々歳でしょう。これまでレッドブル系でやってきて、急にフェラーリというのはニコラス・トッド(FIA会長ジャン・トッドの息子。フェリペ・マッサやジュール・ビアンキのマネージメントを手がける)の力を借りたのかもしれない。未確認だけど、そうでもしないとベルニュにはフェラーリと交渉するツテすらなかったはず。“フレンチ・コネクション”が怪しいね。

──ベルニュがレッドブルを出てフェラーリへ行く一方で、クビアトは、とんとん拍子にレッドブルへ昇格しました。

C氏:クビアトも基本から違うんだよ。マネージャーが、クビアトの姿が見当たらなくて探しに行くと、必ずエンジニアルームにいるらしい。暇があったら、そこに行っている。もし自分がドライバーを選ぶなら、そういうヤツにまかせたいと思う。

──ドライバーもチームを引っ張る“管理職”の素養がないとダメだと。

C氏:それで、チームは確実に変わるからね。

──次は、レッドブルです。2014年はベッテル苦難のシーズンで、だいぶ雰囲気が暗かったような気がするんですが。

C氏:どうだろうねえ。ベッテルが変わったというより、リカルドの存在感が大きすぎた。リカルドの前任だったマーク・ウェーバーは、ベッテルを意識しすぎていて、意識すればするほどベッテル有利になっていた。ウェーバーはベッテルの土俵に乗ってきてくれたんだよね。リカルドがすごいのは、ベッテルの土俵には上がらず、自分の土俵を作っちゃったこと。

A氏:リカルドは取材のとき、すごくニコニコしゃべってるんだけど、しゃべっている内容は、そんなにポジティブでもなかったりする。ネガティブな状況でも本人は明るい。ベッテルみたいに調子が悪いときシリアスになって閉じこもってしまうことがない。

C氏:ベッテルが普通なんだよ。リカルドが、ちょっと違う惑星から来ちゃった感じ。ベッテルは「いまのエンジン音どう思う?」って聞かれたら「クソだね(shit)」って言っちゃうんだから。ベッテルは本音を言っちゃうタイプ。リカルドは、その次元を超えた、いっつもポジティブな人だから。トロロッソでリカルドと一緒に仕事をしていたスタッフは「本当に一緒に仕事をしていて楽しい!!」と力説していたよ。そりゃリカルドは、レッドブルのクルマに乗ったらハッピーでしょうがない。かたやベッテルは2013年と比べて「なんでコーナリングで、こんなに踏めないんだ」となってるわけだ。





レース

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ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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