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バトン「イギリスGP初表彰台は一番の悲願」。雨の助けを願う

2016年7月6日

 マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは自分のF1キャリアにおける“ToDoリスト”の中で最も重要度が高いのはイギリスGPで表彰台に上ることであると語った。しかし今年その目標を達成するのは難しいと考えている。


 バトンはホームグランプリのイギリスで2004年、2010年、2014年に4位を獲得したのが最高位であり、16回の出走の中でいまだに表彰台フィニッシュを成し遂げていない。


 前戦オーストリアGPでは予選5位3番グリッドスタートという新生マクラーレン・ホンダにとって最高位を獲得、決勝では自身にとって今季ベストの6位を達成した。


 チームにとっても自身にとっても心強い結果だが、次戦のイギリスに同様の結果を挙げるのは難しいとバトンは述べた。


「イギリスGPで表彰台に上ることは僕にとってF1の“ToDoリスト”の中のトップ項目だ」とバトン。


「僕はF1においてやろうとしたことはほとんどすべて成し遂げてきた。でもシルバーストンでは一度も表彰台に立ったことがない」


「実現したいという気持ちはすごく強い。表彰台に立てたら勝利を成し遂げたように感じるだろう」


「先週のオーストリアの結果はチーム全員のモチベーションを上げ、期待を高めている。表彰台に立つという夢が今年ついにかなったら本当にうれしいけれど、現実的に考えて、今回は不可能だと思う」


「それでも僕らが進歩しているのは間違いないから、勇気を得てシルバーストンに向かう。不確定要素に対処しなければならず、すべてのチームがその場に応じて行動しなければならないような場合に、僕らチームは素晴らしい仕事ができるんだ」


 オーストリア予選ではコンディションが移り変わるなか、バトンはうまく対処し、5番手を獲得した。完全なドライコンディションではそこまでの結果を出すのは不可能だというバトンは、イギリスGPでも雨が降ることを期待している。


「オーストリアではマシンはセットアップ変更にうまく反応し好調だった。それがシルバーストンでも役立つはずだ」


「そうはいっても雨が降らない限り、予選5位は無理だろう。ただイギリスGPでは常に雨の可能性はある」


 マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、バトンが成し遂げたオーストリアでの結果を喜んでいるものの、チームメイトのフェルナンド・アロンソが土日ともに問題を抱えたことを注視し、今後の向上につなげなければならないと語った。


 アロンソは予選ではチームがQ2でフレッシュタイヤの代わりに誤ってユーズドタイヤを装着したことで14位に沈み、決勝ではバッテリーパックのトラブルによりリタイアせざるを得なかった。


「フェルナンドは土曜と日曜に問題に見舞われており、我々があらゆる面において向上を図らなければならないのは明らかである」とブーリエは述べている。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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