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サインツがキャリア2度目のポール。ルクレールはグリッド降格、フェルスタッペンが最前列スタートへ【予選レポート/F1第19戦】
2022年10月23日
2022年F1第19戦アメリカGPの予選が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手だった。
COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)は、土曜日も雲ひとつない快晴。ただ予選2時間前に終了したFP3では強い南風が吹き荒れ、各車マシンバランスに苦労していた。同セッション最速は、フェルスタッペン。中古ソフトタイヤながら全区間最速で、2番手ルクレールにコンマ3秒以上の差をつけた。
予選の始まる現地時間午後5時の時点で、気温30.5度、路面温度37.2度、南東の風は風速6mと、依然として強い。
予選セッションの始まる直前、レッドブル創設者ディートリッヒ・マテシッツの死去が発表され(享年78歳)、同じオーストリア出身のメルセデスのトト・ウォルフ代表をはじめ、悼む声が相次いだ。
Q1最初のアタックでは、ルクレールが1分35秒795で首位に立った。0.069秒差でフェルスタッペン、コンマ3秒落ちでルイス・ハミルトン(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が続く。中団勢はかなりの接近戦。ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が9番手につけたのに対し、コンマ2秒落ちの角田は16番手に留まっている。10番手だった周冠宇(アルファロメオ)はターン12でトラックリミット違反に問われ、タイムが抹消された。
2回目のアタックはレッドブル、フェラーリ勢以外の16台がコースイン。角田は13番手でQ2進出を果たした一方で、コンストラクターズ選手権で激しく4位争いをするマクラーレンのダニエル・リカルド、アルピーヌのエステバン・オコンがそれぞれ17、18番手に終わる。他にQ1落ちは、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ミック・シューマッハー(ハース)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)だった。
Q2最初のアタックは、ラッセル、アロンソ以外が中古ソフトを選択。ここでもルクレールがフェルスタッペンに0.048秒の僅差でトップを堅持した。3番手サインツ、ニュータイヤのラッセルが4番手。アロンソは7番手に留まった。角田は暫定12番手、ガスリーはターン1のブレーキングでタイヤをロックさせてノータイム。「タイヤが温まっていない」と、ガスリー自身は訴えている。前戦日本GPで見舞われた、ブレーキトラブルの再発でなければいいのだが。
2セット目のアタック。角田はガスリーよりコンマ3秒速い1分36秒439の自己ベストで一時9番手につけたものの、ターン9のトラックリミット違反でタイム抹消。15番手に終わった。他にQ2落ちは、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、ガスリー、周だった。ガスリーはやはりブレーキに問題を抱えているようで、「なぜ連続してターン1と11(のヘビーブレーキング)で同じ問題が起きるんだ!」と、怒りを露にしている。
フェルスタッペンはQ3最初のアタックも、中古ソフトで出走。FP3で2セットの新品ソフトを使ったため、予選は3セットのニュータイヤで臨んだ。少なくともフェルスタッペンの決勝レースは、ミディアム、ハード主体のタイヤ戦略になることは明らかだ。
ともにニュータイヤを履いたルクレール、サインツが、1回目のアタックで1-2を独占。フェラーリ勢だけが、1分34秒台に入った。ただしルクレールはパワーユニット交換で、10グリッド降格が決まっている。同じくニュータイヤのハミルトンが3番手、フェルスタッペンはルクレールからコンマ4秒落ちの4番手だった。
残り3分という早いタイミングで、フェルスタッペンがニュータイヤでのアタックに出て行った。しかし1周目のアタックは見合わせ、2周目に賭ける。セクター2で最速タイムを叩き出すが、最終区間でタイムロスを喫し、3番手に終わった。サインツが1分34秒336で、イギリスGPでの初ポール以来、キャリア2度目のポールポジションを獲得した。ルクレールが2番手に入ったがグリッド降格のため、フェルスタッペンがフロントロウに繰り上がる。
4番手ペレス、5番手ハミルトン、6番手ラッセル、7番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、8番手ランド・ノリス(マクラーレン)、9番手アロンソ、10番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)。アロンソもICE交換で5番グリッド降格となる。
(Kunio Shibata)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 44 |
2位 | セルジオ・ペレス | 43 |
3位 | フェルナンド・アロンソ | 30 |
4位 | カルロス・サインツ | 20 |
5位 | ルイス・ハミルトン | 20 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 18 |
7位 | ランス・ストロール | 8 |
8位 | シャルル・ルクレール | 6 |
9位 | バルテリ・ボッタス | 4 |
10位 | エステバン・オコン | 4 |

1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 87 |
2位 | アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム | 38 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 38 |
4位 | スクーデリア・フェラーリ | 26 |
5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
6位 | アルファロメオF1チーム・ステーク | 4 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 1 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 1 |
9位 | スクーデリア・アルファタウリ | 0 |
10位 | マクラーレンF1チーム | 0 |

第2戦 | サウジアラビアGP | 3/19 |
第3戦 | オーストラリアGP | 4/2 |
第4戦 | アゼルバイジャンGP | 4/30 |
第5戦 | マイアミGP | 5/7 |
第6戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/21 |

