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【動画】フェルスタッペンとペレスが海のF1を体験。船の進路を決めるドライバーとしてレースに挑む

2022年10月21日

 レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが、SailGP(セールGP)のヨットを体験した。『海のF1』とも称されるこのヨットレースで、本家F1のドライバーたちはどんな活躍を繰り広げたのだろうか。


 2019年に第1シーズンが始まったセールGPは、セーリング競技の最高峰とされるレースだ。シリーズは国別対抗で争われ、毎戦最高時速100km/hに達するハイスピードで激しいバトルが展開されている。


 そんな『海のF1』セールGPを体験すべく、本家F1からフェルスタッペンとペレスがやってきた。セーリングは初めてだという彼らは、まずSailGPとF1の共通点の多さに驚いたようだ。


 SailGPで使用されるワンメイクの双胴艇『F50』の船底にはフォイル(水中翼)と呼ばれるパーツが取り付けられている。フォイルは海の中で揚力を生み、艇体を水面の上に持ち上げることで受ける水の抵抗を減らす。もちろんヨットである以上、推進力もセール(帆)によって生じる揚力によるものだ。


 つまりF50は、F1マシンがダウンフォース(負の揚力)によってあのスピードを実現しているように、水と空気から揚力を生むことで、最高時速100km/hで海面を駆けることを可能にしている。ふたつのカテゴリーの類似性は、同じくセーリングのトップカテゴリーであるアメリカズカップに、あのエイドリアン・ニューウェイがデザイナーとして参加していたことからもわかるだろう。


 加えて、F50には電子制御をはじめ、様々なハイテク技術も装備。800に及ぶセンサーからは毎秒3000種のデータを送信し、チームはこれをもとに戦略を立て、クルーに無線で伝える。こうしたところもセールGPが海のF1と呼ばれる所以だ。

セールGPに使用される船の説明を受けるセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
セールGPに使用される船の説明を受けるセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 説明も終わり、ふたりはいよいよ海に出ることに。今回彼らはアメリカチームのクルーとして、宿敵オーストラリアチームとのマッチレースに挑む。ふたりが任されるポジションは、船の進路を決める『ドライバー』。ステアリングを舵輪にもちかえて、いざレースだ。


 フェルスタッペンによると、F50の操作感は「(F1とは)全く違う」という。ダウンフォースによって地面に吸い付くように走るF1マシンに対し、F50は揚力により水面を飛ぶように走る。ときに艇体は左右に大きく傾き、水しぶきが容赦なくフェルスタッペンを襲う。


 それでも彼はレーサーの本能を見せ、時速50km/hで進むヨット上を左右に走り回る。彼の献身もあって、スタートから好位置につけたアメリカチームは相手の猛追を振り切り、見事に勝利を飾った。


 レース後、陸に戻ってきたペレスが開口一番に「生き残ったぞ」と安堵の表情を見せた一方で、フェルスタッペンは「F1をやめることにしたよ」とセーリングが気に入った様子。最後は舵輪とヘルメットを交換し、陸海の最高峰カテゴリーの共演は幕を閉じた。

From Track To Tack | Max Verstappen and Sergio Perez Go Racing In Saint Tropez


『海のF1』と呼ばれるセールGPを体験するセルジオ・ペレス(レッドブル)
『海のF1』と呼ばれるセールGPを体験するセルジオ・ペレス(レッドブル)

水しぶきに襲われるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
水しぶきに襲われるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

サムズアップをして余裕さをみせるセルジオ・ペレス(レッドブル)
サムズアップをして余裕さをみせるセルジオ・ペレス(レッドブル)



(autosport web)




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5位カルロス・サインツ83
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8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

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1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
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