F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

パロウは来季どこへ? チップ・ガナッシが2023年インディカー・シリーズ契約発表も本人が否定

2022年7月13日

 7月12日、NTTインディカー・シリーズに参戦するチップ・ガナッシ・レーシングは、2021年チャンピオンであるアレックス・パロウが2023年まで契約を延長するオプションを行使し、来季もチームに残留すると発表したが、わずか3時間ほど後に、マクラーレンF1のテストドライバー就任が発表され、本人は自身のTwitter(@AlexPalou)でチップ・ガナッシとの契約延長を否定する異常な事態となっている。


 スペイン出身のパロウは2015〜16年にGP3を戦ったが、資金面でヨーロッパでのステップアップは叶わず。ダラーラの仲介もあり、2017年にその年から全日本F3に参戦を開始したThreeBond with Drago corseに加わり来日するとランキング3位に。2018年はヨーロピアンF3に参戦したが、2019年に日本に戻ると、TCS NAKAJIMA RACINGから全日本スーパーフォーミュラ選手権、McLaren Customer Racing JapanからスーパーGT GT300クラスに参戦。スーパーフォーミュラでは1勝を飾りランキング3位、スーパーGTでも表彰台、ポールポジションを獲得する活躍をみせている。


 そんなパロウは、日本で戦っている頃からインディカー参戦を目標としており、スーパーGTで関係を築いたチーム・ゴウの支援もあり2020年からはインディカー・シリーズに挑戦。デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チームゴウで印象的なスピードをみせると、2021年にチップ・ガナッシに移籍。3勝を飾りスペイン人初のインディカーチャンピオンとなった。


 2022年もパロウはチップ・ガナッシからインディカー・シリーズを戦っていたが、7月12日、チップ・ガナッシは2023年も契約延長のオプションを行使し、パロウがインディカーを戦うと発表した。チーム代表のチップ・ガナッシは「彼は実績あるチャンピオンであり、世界で最も手強いドライバーのひとりだ。一緒に仕事を続けられることをうれしく思う」とコメントしている。


 またパロウのコメントとして、「来シーズン、チップ・ガナッシ・レーシングとともに戦うことを知り素晴らしい気持ちだ。チームは初日から自分を歓迎してくれ、チップ、マイク・ハル(マネージングディレクター)、NTTデータカラーの10号車を走らせる人々と協力し続けることをうれしく思う。目標は今までと同じで、その達成のために絶えず努力し続ける」と掲載した。

アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)
アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)

■「プレスリリースのコメントは僕が言ったものじゃない」パロウは契約延長を否定

 しかしその3時間後、マクラーレンF1はパロウがチームに加わり、「2022年シーズン終了後にマクラーレンに加わり、パロウの2023年のレースでのミッションのかたわら、パトリシオ・オワードとコルトン・ハータとともにMCL35Mのテストを行う」と発表した。さらに、パロウ自身がSNSに連続投稿。チップ・ガナッシとの契約を延長していないとする旨を発信した。


「午後、メディアから僕の承認なしにチップ・ガナッシ・レーシングが、僕が2023年もチップ・ガナッシでドライブするというプレスリリースを発行したと聞いた。さらに驚くべきことに、チップ・ガナッシのリリースの中に入っているコメントは、自分が言ったものじゃない」とパロウ。


「僕はプレスリリースを承認していないし、僕のコメントも自身が作成、もしくは承認したものじゃない。僕はこの件に関してチームに通知したし、個人的な理由で、2022年以降はチームとの関係を継続しない」


「今夜の不幸な出来事はさておき、僕はチップ・ガナッシ・レーシングに大きな敬意を示し、今シーズンをともに力強く終えることを楽しみにしている」


 パロウとチップ・ガナッシ・レーシングとの契約が今後どういった帰結を迎えるのか、F1、そしてアロウ・マクラーレンとしてインディカーで戦うマクラーレンとの関係がどうなるのか。マクラーレンは詳細は後日発表としており、今後予断を許さない状況となりそうだ。



(Ryuji Hirano / autosport web)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/21(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP