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「前半戦ではミスがなかった」頼もしい現場スタッフと、新骨格PU開発陣に感謝/ホンダF1山本MDインタビュー(2)
2021年8月13日
F1の2021年シーズン前半戦を終え、ホンダF1の山本雅史マネージングディレクターは、『新骨格』のパワーユニット(PU)を開発したHRD Sakuraのスタッフや、レース現場でミスなく仕事をこなしたホンダのメンバーを称えた。
また第11戦ハンガリーGPでアルピーヌのエステバン・オコンがF1初優勝を挙げたことについて、山本MDは「非常に安定したいいレースをした」と評価し、その優勝をアシストした僚友フェルナンド・アロンソの走りも含めて「アルピーヌのふたりを賞賛したい」と語った。
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──ホンダのパワーユニット(PU)のパフォーマンスについて、前半戦を振り返ってどう評価していますか?
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):HRD Sakuraのメンバーが新骨格というチャレンジをしてくれたことに関しては、本当に感謝していますし、前半戦ここまでのパフォーマンスを見ても、それが結果としてきっちりと出ていると思います。レースは総合力なので、PUだけのパフォーマンスを切り取って評価することは難しいですが、総合力ではレッドブルとメルセデスは非常に拮抗していると思います。ここまで持ってこれただけでも、Sakuraの開発陣によくやってくれたと言いたいです。
──そのPUをサーキットで調整している現場のスタッフはいかがですか?
山本MD:ホンダ最終年、現場のホンダスタッフもいろいろな意味での緊張感もありますし、前半戦ではまったくミスがなかったという点では現場スタッフにも感謝してます。そばで見ていても頼もしいし、この夏休みはゆっくり休んでもらって、後半戦に集中してもらいたいです。
──現場のスタッフは第11戦ハンガリーGPの予選後に、マックス・フェルスタッペンのPUにクラックを見つけました。
山本MD:金曜日に走って何もなくて、土曜日も予選が終わるまでは問題がなかったです。どの時点でクラックが入ったのかわからないですが、そのまま使用した場合にどのような影響が出るかはPUを全部バラしてみないと正直わからない。したがって、田辺(豊治/ホンダF1テクニカルディレクター)が言うように大事をとりました(ハンガリーGPのレースに使用せずに、新しいパワーユニットに交換)。今後、Sakuraでどうするかチェックします。
──その荒れたレースでエステバン・オコン(アルピーヌ)が初優勝しました。また、普段上位で見られない人が活躍しました。特にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は輝いていましたね。
山本MD:オコンにはおめでというございますと言いたいです。今日はオコンが非常に安定したいいレースをしたと思います。またアロンソの活躍も光りました。オコンの初勝利のために一生懸命ハミルトンをブロックしていたアロンソの走りは、何がなんでもチームメイトのオコンを勝たせたいという気持ちが伝わってきました。チームとドライバー、そしてドライバー間の信頼関係を含めてアルピーヌのふたりを賞賛したいです。
──パルクフェルメではアロンソがオコンを担ぎ上げていました。
山本MD:あんな光景は今まで見たことがないです。ああいうものを見たのは今日のレースのいいところだったし、オコンにおめでとうと言いたいし、アロンソはよくやったと思います。
──ファンもアロンソをドライバー・オブ・ザ・デーに選出しました。山本さんも今日はアロンソに1票ですか?
山本MD:いや、僕はアロンソに100票です! 本当に頑張っていた。それに応えて初優勝したオコンと、バックアップしたアロンソを賞賛します。
──レッドブル・ホンダにとってのドライバー・オブ・ザ・デーはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)じゃないですか。ファステストラップの1ポイントは今後、タイトル争いが接戦となれば、大きな意味を持ちます。
山本MD:今日のガスリーは頑張ったよね。ファイナルラップでファステスト。後ろ(のドライバーとの距離)が離れていて、ピットインしてもポジションが変わらなかった。自分のためにもなるし、結果的にレッドブルのためになっている。いいことをやってくれました。
──レース後、ガスリーとは会いましたか?
山本MD:会いました。私が「よくやった。ファステスト最高」と称えたら、ガスリーは「ボッタス最低」と言ってました(笑)。
──ハンガリーGPでは、第10戦イギリスGPでの接触事故に関して、レッドブルが再審請求をするために公聴会開きましたが、最終的に却下されました。
山本MD:私はクリスチャン(・ホーナー/レッドブル・ホンダのチーム代表)の気持ちも理解しているし、マックスのことも含めてレッドブル側がメルセデスに対して不満を述べていることに関しては理解しています。こういう結果になったけど、それはそれでより一段とチームの団結力が強くなったと思います。僕が同じの立場でもやりますよ、もちろん。モータースポーツはチームスポーツなので。
──前半戦、レッドブル・ホンダとしての戦いは、何点でしたか?
山本MD:点数としては答えにくいですが、総合力という意味では十分戦えていると思います。それを前半で確認できました。ただここ2レースははまともにレースをしていません。総合力として戦えることがわかったので、後半戦もきっちりとした戦いが継続できるようにしたいです。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 454 |
2位 | シャルル・ルクレール | 308 |
3位 | セルジオ・ペレス | 305 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 275 |
5位 | カルロス・サインツ | 246 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 240 |
7位 | ランド・ノリス | 122 |
8位 | エステバン・オコン | 92 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 81 |
10位 | バルテリ・ボッタス | 49 |

1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 759 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 554 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム | 515 |
4位 | BWTアルピーヌF1チーム | 173 |
5位 | マクラーレンF1チーム | 159 |
6位 | アルファロメオF1チーム・オーレン | 55 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム | 55 |
8位 | ハースF1チーム | 37 |
9位 | スクーデリア・アルファタウリ | 35 |
10位 | ウイリアムズ・レーシング | 8 |

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