角田に必要なのは経験を積むこと。佐藤琢磨「裕毅にはF1で成功を収める大きな可能性があると信じている」
2021年8月12日
元F1ドライバーで2度のインディ500チャンピオンである佐藤琢磨は、同胞でアルファタウリのルーキーである角田裕毅の才能を大きく買っており、角田はF1を理解するために時間が必要なだけだと語っている。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコから卓越した才能の持ち主だと称賛されている角田は、今年F1に昇格し、これまでのところ様々な結果を出している。真のスピードを見せてはいるが、基本的なミスをし、経験不足や未熟さが露わになることもある。
2021年シーズン前半にひどい不振に陥らない限り、角田は来年もアルファタウリに残留する可能性が高い。だが21歳の角田は、マルコのお気に入りのままでいるには、結果を改善する必要が間違いなくある。
「僕たちの誰もが、裕毅の持つ純粋なスピードに疑問の余地がないことをすでに知っています」と佐藤は最近の『Fast Lane』ポッドキャストで語った。
「彼には驚異的なスピードがあります。とても速いドライバーなのに、たった21歳。彼が今置かれている状況を忘れてはいけません。もちろんミック・シューマッハー(ハース)のようなルーキードライバーもいますが、彼の相手はルーキー(ニキータ・マゼピン)です。でも裕毅は若手で最速ドライバーのひとりであるピエール(・ガスリー)と対抗しなければならないんです」
「F1では、自分のチームメイトが対決する相手であり、おそらくは比べられる唯一の相手です。公平なことではないですが、外部のほとんどの人々からはそう見られるでしょう」
「そのため、チームは裕毅の能力を把握していますが、外部からでは誰にポテンシャルがあるのか判断するのが非常に難しいです。でも僕は、裕毅にはF1で成功を収める大きな可能性があると信じています」
どちらかといえば、角田にはまず何より経験が必要だと、2002年から2008年までF1でレースをした佐藤は考えている。しかしF1のテスト制限は、若いルーキーたちが最先端のF1マシンに適応する助けにはなっていない。そうしたことから、佐藤は忍耐を促している。
「正直に言って、彼はもっと経験を積む必要があるだけです。僕の時代のF1は、冬期テストがほぼ毎週行われていて、バルセロナやヘレスのサーキットなどへ向かったものです」
「レーシングドライバーがすべてのことをこなすのは大変だったからだと思いますが、シーズン中でもサードドライバーやテストドライバーを雇う必要があったのです。そうした場合のラップ数やタイヤテスト、単にタイムを計るチャンスは、今の裕毅が経験している10倍くらいはありました」
「だから判断するのは本当に公平なことではありません。彼はとても難しい時間を過ごしています。まずは彼が環境にもっと慣れれば、自信を取り戻し、数レースを着実にこなしてから日本に行くことができると思います」
「僕が2002年にそうだったように、彼も大きな支援を受けている。そしてそうしたサポートを受け、スピードと一貫性、強さを発揮したら、彼はすべてを手にしていることになります。だから基本的に僕たちは忍耐強く待って彼をサポートしなければならないんです」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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