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ホンダF1山本MDインタビュー(2):新車発表会で「マーケティングの重要さを痛感」2021年以降の参戦は?
2020年3月3日
2020年シーズン、ホンダF1はアストンマーティン・レッドブル・レーシングと組んで2年目のシーズンを迎える。スクーデリア・アルファタウリとは、前身のトロロッソ時代を含めると今年が3年目だ。
今年は、2月に発表されたレッドブルの新型マシン『RB16』とアルファタウリの新車『AT01』に掲載されたホンダのロゴにも大きな変化があった。また、ホンダの育成ドライバーについても動きがあった。
今回はホンダF1の山本雅史マネージングディレクターに、マシンに掲載されたホンダのロゴや育成ドライバーについて、さらには2021年以降の活動についても話を聞いた。
──────────
──今年はトロロッソがチーム名をアルファタウリに変え、マシンのカラーリングが変わり、白と濃紺のモノトーンになりました。その中で、ホンダのロゴだけが、真っ赤で目立っていますね。
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):ホンダから『赤にしてほしい』とお願いしました。すぐにOKしてくれませんでしたが、最後はフランツ(トスト/アルファタウリのチーム代表)と話し合って決まりました。フランツもチャームポイントになっていて、いいねと。見え方によっては、日の丸っぽいですし。
──レッドブルの方のホンダのロゴも大きくなりました。
山本MD:あれは、そんなに突き詰めた話はしていません。(オーストリアのザルツブルクで行われた)アルファタウリの発表会でクリスチャン(ホーナー/レッドブルのチーム代表)と会ったとき、私が『ホンダのHマークが大きくなったね』と尋ねたら、『そうだよ、大きくしたんだよ』って言われただけです。
じつは昨年も予定よりも大きくなっていて、『ほら、ヤマモト、大きくしたぞ』と言われてビックリしました。本当にありがたいです。
ロゴだけでなく、アルファタウリの発表イベントでは、VIPの送迎用の自動車にすべてホンダのCRVが用意されていました。新車15台だったかな。(レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート)マルコからも『自動車をたくさん売りたいなら、もっとマーケティングをやらないとダメだよ』と言われましたが、まったくその通り。レッドブルのそういう意識は、ホンダも見習わなければならないと痛感しました。
──逆にホンダのウェアからは、昨年あったIHIのロゴがなくなりました。
山本MD:IHIさんとは、技術的な提携は今年も続いています。昨年のロゴはスポンサーシップ契約を行っていたからで、その契約が1年だったため、昨年をもって満了したということです。HRD SakuraではIHIさんと部品の開発を一緒にやっています。
■レッドブル&アルファタウリとの契約は2021年まで。2022年以降は?
──レッドブルおよびアルファタウリとの契約は2021年末までとなっています。2022年以降に向けては、どうなっていますか。
山本MD:もちろん、マルコとはいまも交渉を続けています。
──ホンダとしては続けていく意思はあるのでしょうか。
山本MD:条件次第です。やはりF1はモータースポーツの頂点であるからこそ、そこに自動車産業がチャレンジして、技術を磨くことができます。しかし、エンジンを2サイクルにしようとか訳のわからない話が出てくると、ホンダとしてはそんなF1と一緒に組むことに疑問が出てきてしまいます。
また、見ているファンにとって、どう見られているのかも大切です。F1がモータースポーツの最高峰だということが一般の人たちから支持されなければ、われわれ企業としてもそこに参戦する価値は小さくなります。
われわれも昨年の活躍で、今年は世界各地域の現地法人からF1をマーケティングツールに使いたいという要望を受けています。それだけF1にはマーケティング面で非常に高い価値があるということです。
──今年の若手ドライバーはいかがですか?
山本MD:すでに発表しているように、角田裕毅がカーリンからFIA-F2に参戦します。1月から2月にニュージーランドで行われたレース(カストロール・トヨタ・レーシング・シリーズ)ではシリーズ4位でしたが、本人のレポートを見ている限りでは、エンジンに当たり外れがあったみたいです。それはマルコも認めていて、『ホンダがトヨタのシリーズ出るってハードルがあるのかな』と言って笑っていました。
彼は彼なりに成長していますが、これから始まるF2選手権ではライバルたちはもっと手強い。テストから帰ったら彼と会うので、色々今年のF2選手権に向けた話をして送り出したいです。
もちろん、F2でシリーズチャンピオンを狙いに行かせるためです。中途半端な成績ではF1には乗れません。そういうことは、シーズン中に言っても頭に入れてもらえない。これは僕がモータースポーツ部長やっていた3年間で学んだことです。そこをきっちり伝えてあげたい。それをきちんと飲み込めれば、F3であれだけやれたわけだから、チャンスはあります。
──今年、F1のフリー走行に出走する可能性はありますか?
山本MD:まだ考えていません。フランツがリップサービスで言ったみたいですが、あれは私もネットを見て驚きました。
昨年は(山本)尚貴が鈴鹿でフリー走行に出走するために、シーズンが開幕してからいろいろと話をしていましたけど、裕毅に関しては、まずF2で私たちを驚かしてほしい。だから、まだいまはそれについて話をするつもりはありません。
──昨年、F2に参戦していた松下信治選手とFIA-F3に参戦していた名取鉄平選手については?
山本MD:松下選手に関しては、子供のころからの夢であるF1にチャレンジしたいということで、ホンダとの関係は一時お休みして、今年は個人でF2に参戦します。名取選手は今年は日本で全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦して、一度リセットしてもらうことになりました。
(Masahiro Owari)
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6/2(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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6/3(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/4(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | マックス・フェルスタッペン | 170 |
2位 | セルジオ・ペレス | 117 |
3位 | フェルナンド・アロンソ | 99 |
4位 | ルイス・ハミルトン | 87 |
5位 | ジョージ・ラッセル | 65 |
6位 | カルロス・サインツ | 58 |
7位 | シャルル・ルクレール | 42 |
8位 | ランス・ストロール | 35 |
9位 | エステバン・オコン | 25 |
10位 | ピエール・ガスリー | 15 |

1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 287 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 152 |
3位 | アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム | 134 |
4位 | スクーデリア・フェラーリ | 100 |
5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 40 |
6位 | マクラーレンF1チーム | 17 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 8 |
8位 | アルファロメオF1チーム・ステーク | 8 |
9位 | スクーデリア・アルファタウリ | 2 |
10位 | ウイリアムズ・レーシング | 1 |

