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【動画】マクラーレンF1のボスがふたりの現役F1ドライバーとバトル

2021年9月22日

 現代のレーシングドライバーの職務はただレースに出場することだけではない。チームやスポンサー、そしてときには自らが発信する動画に出演することも彼らにとって欠かせない仕事だ。ソーシャルメディアや動画サイトにアップされたそうした動画からは、普段見ることのできないドライバーたちの姿を見ることができる。今回はイギリスの放送局sky sportsによって企画された、あるレースを取り上げて紹介しよう。



 シルバーストンに現れたのはランド・ノリスとダニエル・リカルド、そしてふたりの『ボス』であるマクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンだ。3人に与えられた企画は、伝統あるこのコースでマクラーレンの市販車による模擬レースを行うこと。ボスを前に少し固い表情の現役ドライバーふたりに対して、ブラウンは「全開で行く」と気合十分。実は彼もかつてはイギリスF3などを戦った元レーシングドライバーであり、その実力は侮れない。


 しかし、いざ練習走行が始まると、ザク・ブラウンはゆっくりと1コーナーを抜けていく。ノリスの「1コーナーは全開で走った?」という質問には「ほぼ全開だったよ」と強がるチームボスだが、どう見ても恐る恐るのドライビングだ。


 しかし後方にはもっと苦戦しているドライバーの姿が。リカルドだ。グランプリ8勝を誇るリカルドも慣れない市販車と雨のコンディション、さらにトラクション・コントロールもオフにしている状況では(ブラウンはオン)まともに走ることが難しい様子。ブラウンにすら引き離され、2回もスピンしてしまう。


「グリップの限界を見極めていたんだよ」と言い訳するリカルドは、その後の予選でもスピン。彼の後ろを走っていたノリスも割を食う形で遅れを取り、ポール・ポジションを獲得したのはなんとザク・ブラウンだ。


 むかえた決勝。スタート直後、ブラウンはアクセルを緩めてドライバーふたりを前に出すと、「君たちのテレビ映りが悪くなるといけないからね」とジョークを飛ばす余裕を見せる。後方に下がったブラウンだが、「リカルドがトラックリミット違反している!」、「DRSがほしい!」と実際のレース無線さながらに叫ぶ絶好調ぶり。


 さらに、遠慮気味な2台をハードブレーキでまとめてオーバーテイクし、再びトップに返り咲く。この動きにはリカルドも「GTカーだと僕らより速いよ!」と半ば本気の一言。


 その後も抜きつ抜かれつの展開が続くが、最終的にはブラウンがトップチェッカー。ノリス、リカルドの順で現役ドライバー陣が続いた。若干『接待レース』の匂いがしないでもないが、CEOと元プロドライバーのプライドを保ったザク・ブラウンは「人生最高のレース」と満足げな表情なので、これで良かったのだろう。



(autosport web)




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