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レッドブル・ホンダ密着:大きな自信となった5連勝。チーム内の雰囲気はこれまで以上に良好、田辺TDは予想外の表彰台に
2021年7月5日
ホンダがまたひとつ、記録を作った。ホンダのF1史上、初めて3連戦で3連勝を達成した。また、第5戦モナコGPから続けてきた連勝記録も『5』に伸ばした。ホンダがF1で5連勝を飾るのは、1988年以来。このときホンダはアイルトン・セナとアラン・プロストによって、開幕から11連勝を飾った。この記録はホンダにとって最長連勝記録となっており、今回はこの記録に次ぐ、ホンダにとって史上2番目に長い連勝記録になった。
レッドブルにとっても、この5連勝は大きな自信となった。レッドブルのチーム最長連勝記録は2013年の9連勝(第11戦ベルギーGP〜第19戦ブラジルGP)で、2番目が2012年の4連勝(第14戦シンガポールGP〜第17戦インドGP)だったから、今回5連勝したことで、ホンダ同様、チーム史上2位の記録となった。
そんな5連勝にも、レッドブル・ホンダ陣営は浮かれることなく、連勝記録はまったく意識していない様子だが、今回の第9戦オーストリアGPでのマックス・フェルスタッペンの勝ち方と、最大のライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)の不調を考えると、もうしばらくレッドブル・ホンダの連勝が続いても不思議はない。
もしこのままレッドブル・ホンダが連勝を続けると、レッドブルにとってチーム史上最多を更新して10連勝となるのは、第14戦イタリアGPで、ホンダにとって史上最多となる12連勝となるのは第16戦トルコGPとなる。
今後も連勝が続きそうだと予感させるのは、マシンの速さだけではない。レッドブル・ホンダの雰囲気がこれまで以上に良好に感じられる点だ。
そのいい例が、この日の表彰台に優勝したコンストラクターを代表して、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが上がったことだ。表彰式に参加できるのは、レースのトップ3ドライバーと優勝したコンストラクターのスタッフひとりの合計4人だ。コンストラクターというのは車体を製造しているチームのことで、パワーユニットマニュファクチャラーが上がることは、ほとんどない。
2年前にレッドブル・ホンダがこのオーストリアGPで初優勝したときは、ホンダにとっても復帰後初優勝だったので、レッドブル側が気を利かせてホンダの田辺TDを表彰式に送り込んだ。しかし、これは異例中の異例。それを今回、再び行った。
2度目の表彰台に上がった田辺TDはこう語る。
「2度目が回ってくるなんてまったく想像していませんでした。レースが終わった直後に、無線でクリスチャン(・ホーナー代表)から『おめでとう』と言われ、『タナベサン、ポディウムだ』って言われました。それを聞いていたほかのスタッフから『行き方覚えてるよな? 今回は大丈夫だよな?』と言われて行くことになりました。先週は(ヘルムート・)マルコさんが登壇し、レッドブルのホームコースの表彰台はあらためて特別な場所だと思ったのですが、そんなところにもう1回乗せてもらえることができて、自分の人生のなかでもいい思い出になりました。逆にレッドブルとしては、それだけホンダに期待を持っていることも感じました」
勝利が次のモチベーションになりつつあるレッドブル・ホンダ。連勝記録がどこまで伸びるか、楽しみにしたい。
(Masahiro Owari)
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5/24(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
5/26(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 169 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 113 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 71 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 54 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 42 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 276 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 184 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 24 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |