2023年F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行3回目が行われ、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）がトップタイムをマークした。2番手はセルジオ・ペレス（レッドブル）、3番手はフェルナンド・アロンソ（アストンマーティン）となっている。角田裕毅（アルファタウリ）は19番手だった。

　この週末、フェラーリのシャルル・ルクレールは3基目のコントロールエレクトロニクス（CE）を投入したため、10グリッド降格ペナルティを受けることが決まっている。チームメイトのカルロス・サインツも2基目のICEを投入したが、ペナルティの対象にはならない。また初日にメカニカルトラブルに見舞われたペレスは、エナジーストア（ES）とコントロールエレクトロニクス（CE）、ギヤボックスの2基目を使用したが、こちらもペナルティの対象ではない。

　気温27度、路面温度43度というコンディションで、現地時間16時半にセッションがスタート。開始から10分を過ぎると各車コースに出始めるが、タイヤはソフト、ミディアム、ハードとそれぞれだ。まずはソフトのピエール・ガスリー（アルピーヌ）が1分30秒718でトップタイムを記録。ハードのフェルスタッペンが0.006秒差で2番手に続くが、最終セクターでアクセルを緩めたようだ。フェルスタッペンその後1分29秒882をマークしてトップに立った。角田はミディアムでコースインし、まずは1分32秒255というタイムを残した。

　レッドブルはペレスがユーズドのソフトを履いており、フェルスタッペンを0.329秒上回る1分29秒417でトップにつける。1-2のレッドブルに続くのがFP2でも上位につけていたアルピーヌ勢だ。5番手にジョージ・ラッセル（メルセデス）、6番手にアレクサンダー・アルボン（ウイリアムズ）がつける。初日を2番手で終えたフェルナンド・アロンソ（アストンマーティン）はハードで8周を走行していた。

　セッション後半に入るとほとんどのドライバーがソフトを投入。フェルスタッペンが全セクターで最速タイムを記録し1分28秒756でトップに立った。ルイス・ハミルトン（メルセデス）は3番手に浮上したが、フェルスタッペンとは0.812秒差だ。

　そのフェルスタッペンは自身のトップタイムを塗り替える1分28秒660をマーク。セクター1、2で全体ベストを記録した一方、セクター3では自己ベストに届いていなかったところを見ると、まだまだ余力があるようだ。その次にはセクター1、3で全体ベスト、セクター2で自己ベストに届かないという走りでも1分28秒485というタイムだった。

　結局このままフェルスタッペンがトップでFP3が終了し、レッドブルは1-2だったものの、2番手ペレスは0.613秒差だった。3、4番手にはアロンソ、ランス・ストロールとアストンマーティンが続いた。5番手ハミルトン、6番手ルクレール、7、8番手にマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリ、9番手ガスリー、10番手サインツというトップ10になっている。

　角田はただひとりこのセッションをミディアムタイヤのみで走行し、タイムは1分30秒797で19番手だった。なおチームメイトのニック・デ・フリースは、パワーユニット（PU）の交換を行うため、このFP3では走行しなかった。

■2023年F1第2戦サウジアラビアGPフリー走行3回目　リザルト

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