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年忘れ覆面座談会4:跳ね馬のライコネン対策

2014年12月29日

C氏:でも、パット・フライはフェラーリ解雇について寝耳に水だったんじゃないかと思う。アブダビの最後のテストのときガレージの前で様子を見ていたんだけど、みんなと別れるとき「またな」みたいに軽い挨拶だった。2015年に向けたテストだから、いなくなることが決まっていたなら本来いる必要がないはずだし。今回の組織改革を、ある意味では評価するけど、このままだとフェラーリは暗黒時代に突入するかもしれない。一番の問題は、リーダーがいないこと。彼らが抱えている問題はクルマの方向性が見えないことだから、個々の人がいくら優秀でも、トップが方向性を示さないとダメ。

A氏:いちおう技術系のトップはアリソンだけど。

C氏:問題はパワーユニットだから。

──パワーユニット部門では、ルカ・マルモリーニがいなくなりました。

A氏:彼はスケープゴートにされただけ。

C氏:じゃあ、真犯人が残っているかもしれないわけだ。

A氏:ただ、ルカはパワーユニットのコンセプトを作る上で成功したことはないよね。それに、フェラーリは空力優先だから。

C氏:パワーユニット単体の評価は難しい。どう使うか、制御の問題だからね。フェラーリがアブダビテストで何をやっていたか知っているかい? 他のトップチームは2015年のタイヤでデータを採っていたけど、フェラーリはパワーユニットの制御だけ、ずっとやっていた。やっぱり、タイヤ以前の問題ということなんだよ。だから、フェラーリはタイヤ10セットのうち、6セットしか使っていない。そんなことより制御のテストで、しかもキミ・ライコネンのためのライコネン・テスト。そこが問題だと理解してテストしていたわけだから、現場レベルでは方向を見出せたと考えていいかもしれない。でも、早く強力なトップが必要なのは間違いない。

B氏:どうしてもミハエル・シューマッハーの黄金時代と比べてしまうんだけど、当時はジャン・トッドが大きな方針を描いて、それに沿って人を集めていた。そこが欠けているから、どうにもならない。パット・フライだってマクラーレン時代は優秀だと言われていた人だよ。まあ、そんなに偉大なトッドもFIA会長としては存在感ゼロで、エンジン規定についてバーニーが言いたい放題でも一切反論しない。もう、ボケちゃったのかな(笑)? とにかく、このままフェラーリがリストラ&リクルートを進めても根本は変わらない。でも、噂されているように、もしエイドリアン・ニューウェイが来るなら……可能性はある。2014年はパワーユニットで差がついた年だったけど、今後どんどん性能差は接近していくはずだから。





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