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オーストリアGP同士討ち、三者三様のコメントまとめ
2016年7月5日
スペインGPでの同士討ちからわずか3戦目、ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンはオーストリアGPの最終ラップで再び接触した。ロズベルグはスチューワードからペナルティを受けるとともに、ハミルトンに勝利を奪われ、マシンにダメージを受けながらなんとか4位でチェッカーを受け、表彰台を獲得することも叶わなかった。
ここで2人のドライバーと、怒りに満ちたトト・ウォルフの見解をコメントとともに見てみよう。
■ニコ・ロズベルグ
「僕はインサイドにいて、順位を守る権利があった。(彼にとって)理想的なラインを走る必要はない。アウトサイドにいたルイスにスペースを残しておきたいと考えていたし、実際のところ彼にはいつもスペースを与えている」
「彼にスペースが残っていたのは事実だ。オンボードや他のカメラで見てもわかるはずさ。もちろん、接触した後ではそのように見えないかもしれないけどね。僕は若干リフトしてグリップを失い、トラックのアウト側に膨らんでしまったんだ。その後(彼に与えた)スペースが少なく見えるだろうけど、それは接触した後のことだから、無関係だ。これだけは強調しておきたい。接触する前はスペースが空いていたと」
「接触する前まで僕は勝利を手に入れられると確信していたから、本当にイライラするよ。ルイスがターンインしてくるなんて思っていなかったし、そのせいで接触が起きた。驚いたよ。僕はマシンを完全に支配下に置いていたし、タイヤをロックアップさせてもいないんだ。だから、彼がターンインしてきた時は本当に驚いた」
ロズベルグはその後のTVのインタビューで「僕は彼の死角に居て、彼がターンインしてきた理由もおそらくそこにあるんじゃないかな」と説明した。
「僕はここで勝つことが好きだし、最終ラップで勝利を失うのは信じられないほど辛いことだ。僕はレースを失い、彼は勝った。僕は接触によって被害を被り、彼は幸運を手にした」
■ルイス・ハミルトン
「僕はインサイドから仕掛けようとしたけど、彼がインを抑えたのでアウトから並んで前に出ることができた。もし彼がターン1でミスを犯さなければチャンスは来なかっただろうけど、幸運にもその機会が来たんだ。これはとても難しいことだ。僕は接触なんて望んでいない。可能な限り白線内にとどまり、大きくスペースを残した。3台目のマシンがイン側に来ても良いほどにね」
「正直なところ、僕はネガティブにはなっていないよ。それよりも今日のレースで勝ったという事実を重要視している。あなたたち(メディア)が自分の見解を持つことは自由だ。僕自身も自分の意見があるけど、それは心にとどめ、次のレースに集中するよ」
「チームはワンツー・フィニッシュを望んでいる。それが目標だ。そして僕は前にいたい。だけど時としてこのような状況を招いてしまうこともあるんだ」
■トト・ウォルフ
「レースの残り2週でニコのブレーキ・バイ・ワイヤが壊れた。それはブレーキ性能の低下を意味する明らかなトラブルだった。そこにルイスが追いつき、接触した。タンゴを踊るには2人必要だ。しかし、ターン2での激しい争いは、次の争いのトリガーとなってしまう可能性もあった。私たちにとっては悪夢のようなダブルリタイアで終わっていた可能性も考えられる」
「私は接触の責任に関して白黒はっきりさせることはしない。ニコは問題を抱えたマシンでブレーキを遅らせようと試み、通常のラインをやや外れた。そこにルイスがアウトから来て、最初の接触が起きた」
「私はどちらかを責めるようなことはしたくない。映像やオンボードを見るたびに新たな情報が入ってくるからだ。どちらか一方がもう一方より悪いなどと明かすことはできない。私個人の意見はあるが、ここで表現するつもりはない。それは避けるべきだろう」
「バルセロナではもっと気楽に構えていた。接触のないレースが29戦続いていたので、いずれは起きるだろうとは思っていた。あの時は2台揃ってリタイアしたが、私は『OK、彼らはそこから学んだだろう。結果がどうなるのかも理解したのだから、これ以上起こることはない』と自分自身に言い聞かせた。だが、それは再び起こった」
「こうなった以上は考えられるオプションを全て検討するしかない。ひとつは、レース中のある段階から順位を固定してしまうことだ。批判を受けるだろうし、彼らのレースを見るのが楽しみなので、私自身吐き気を催すだろう。だが、接触せずにレースができないのであれば致し方ない。まずは冷静になって考えなければいけない。この先、数日以内で解決させるつもりだ」
「最初のラップだろうと最終ラップだろうと、そこには(ポジションを争うための)一瞬の熱が生まれる。あなたにも分かるだろう? それを分析しようとするのはうんざりだ。私は接触なんて見たくない」
「実際、2014年のバーレーンで見たようなレースこそが最高の例であり、それこそが我々が愛しているものだ。チームメイト同士の接触はチームにとって全くの無駄であり、避けるべきものだ」
(Translation:AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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