F速

  • 会員登録
  • ログイン

ハミルトンはチームオーダーに反対。ロズベルグは「受け入れる」と意見が対立

2016年7月5日

 F1オーストリアGPで発生したチームメイト同士の接触事故を受けて、メルセデス・モータースポーツのトップであるトト・ウォルフはチームオーダーの導入を示唆した。しかしルイス・ハミルトンは、これに反対している。


 事故はオーストリアGPの最終ラップで、先頭を走るロズベルグをハミルトンがアウト側からオーバーテイクしようとした際に発生した。この件ではスチュワードにより、ロズベルグの責任が問われることとなった。ふたりが同士討ちの接触事故を演じたのは、過去5レースで2度目。ウォルフは今週末に迫ったイギリスGPを前にチームオーダーの導入を真剣に検討していると語ったが、ハミルトンはこれを阻止しようとしている。


 チームオーダー導入により気分が沈むか、と聞かれたハミルトンは次のように答えた。


「気分が沈むとは言わない。僕の気持ちを沈めようとしたら、もっといろいろなことが起こらないとね。でも、そうだね。僕はレースがしたいんだ。他のドライバーを打ち負かし、最高のレースをして、最高のドライバーになりたいという気持ちとともに、僕は成長してきた」


 また、ハミルトンは以前フェラーリでミハエル・シューマッハとルーベンス・バリチェロの間にチームオーダーが出された件を振り返った。


「ミハエルとバリチェロの(チームオーダーが出されたシーンの)リプレイ映像を、何年も前に見た。当時はファンとして、がっかりしたよ。ああいったものは2度と見たくない。トト(ウォルフ)とニキ(ラウダ)の素晴らしいところは、この3年間、僕らを自由に競わせてくれたところだ。それがレースというものなんだ。いつも完璧にはいかないけれど、それもモータースポーツだ」


「エンジニアやメカニックは、さまざまなカテゴリーを経験していて、良いところも悪いところも見てきている。こういうことが起きるということも、わかっている。時速300km/h以上でドライビングをしている僕らに、ひとつも問題を起こすなというのか? それは無理だよ。事態が変わらず、僕らがレースを続けられることを願っている。それが、この競技を愛する僕の本音だ」


 一方でロズベルグは、メルセデスが必要と感じているのであれば、チームの指示を受け入れるとの姿勢を明らかにした。


「トトとパディ(ロウ)は極めて有能な人間であり(決定は)彼らに委ねられている。彼らが、それを必要な方向性であると感じるのなら僕は受け入れる。それだけだ。僕が、どうこうするような問題ではない」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

5/30(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
5/31(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/1(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ186
2位ランド・ノリス176
3位マックス・フェルスタッペン137
4位ジョージ・ラッセル111
5位シャルル・ルクレール94
6位ルイス・ハミルトン71
7位アンドレア・キミ・アントネッリ48
8位アレクサンダー・アルボン42
9位アイザック・ハジャー21
10位エステバン・オコン20

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム362
2位スクーデリア・フェラーリHP165
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム159
4位オラクル・レッドブル・レーシング144
5位ウイリアムズ・レーシング54
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム26
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー16
9位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム16
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第9戦スペインGP 6/1
第10戦カナダGP 6/15
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号