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ハミルトンの弱点を狙うロズベルグ。スタートは「インについて同じことをする」

2016年6月18日

 F1カナダGPで、またも同士討ちを演じたメルセデス。それについて、あらためて聞かれたニコ・ロズベルグは1コーナーがルイス・ハミルトンの弱点であると考えており、これを生かしてレースを有利に展開しようとしている。 


 モントリオールでは、1コーナーでの接触によってロズベルグは10番手まで転落。懸命の走りで5位まで回復したものの、レースはハミルトンが制した。これによってドライバーズランキングでトップのロズベルグは、2位のハミルトンとの差を9ポイントまで縮められている。今シーズンのハミルトンはスタートで不利な状況に陥りやすく、カナダでは先行を許したとはいえ、ロズベルグはこれを生かして有利なレース運びをすることが多かった。


 ロズベルグはカナダGPでの出来事を、以下のように語った。


「ルイスのスタートはひどいもので、僕は普通だった。どうすればいいと思う? 僕はアウト側にいたけれど、もし先行させてしまっていたら、それでおしまい。レースの間ずっと彼の後ろにつくことになっていただろう。彼はどうすればフェアなやりかたで状況を困難にできるかを熟知していて、そういったことは過去にもあったから、アウト側から行くことにリスクがあるのはわかっていた。バルセロナでは本当にうまくいったんだ。まったく同じように仕掛けて、とてもうまくいったことが頭の中にあった」


「最近の彼はスタートと1コーナーに問題を抱えていて、そこは強みになっていない。だから(カナダでは)『行ってしまえ、やってみよう』といった気持ちだったんだけど、失敗に終わった。当然ながら失敗して後方へと落ち込むなんてことは計算外で、ただやってみたらダメだったということだ」


 同様のシチュエーションになった場合、どう行動するかと聞かれると「同じことをする」とロズベルグ。


「ひとつのシチュエーションを、次に起こることと比較することはできない。あのときのことは、彼とバトルするうえで、ひとつ勉強になった。どうなるかをよく見て、その瞬間にどんなアプローチをするべきかを決断しなければならない。バルセロナでは優勝も見える位置まで行けたけれど、モントリオールは真逆の結果になった。次のバトルでは、より有利なイン側に確実につく必要がある」


 2レース前まではドライバーズランキングで2位に43ポイントと独走状態だったものの、今では大幅に差を縮められたロズベルグだが、これについてはあまり気にしていないと語る。


「ポイントは数えないと言い続けている。それは変わらない。ただレースに勝ちたい。ここ数戦うまくいっていない。レースの週末に自分のベストを引き出すためには、勝つことが一番なんだ」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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