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ベッテル、クビアトと和解か。中国GPの一件は「レーシングアクシデント」と認める

2016年4月29日

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1中国GPで起きたレッドブルのダニール・クビアトとの接触は、レーシングアクシデントだったという見解を示した。  


 クビアトが1コーナーでインに飛び込んできたことで、チームメイトのキミ・ライコネンとクラッシュしたとレース後に非難していたベッテル。とはいえ、クビアトに対して放った自身の発言に後悔はなく「僕たちはレースをしていたんだ」と言う。


「あれはレーシングアクシデントさ。彼にとってはクルマに問題は起きなかったし、順位も上げられたわけだから良い結果だっただろうね。ボクとキミにとっては好ましい結果ではなかったけど、起きてしまったのだから受け入れるしかない」


 ベッテルは、まだクビアトとの一件が話題になっていることに驚いており、レース後に感情が高ぶることについても説明している。


「すでに2週間が経っているのに、まだ話題に上がるなんて驚きだよ。あのとき放送されていたのは知らなかったけど、だからといって何も変わらないし、また同じことが起きても同じことを言うつもりだよ」


「レース後は落ち着くまで時間がかかるし、感情的になるものさ。ただ黙って座っておとなしくしていることなんてできないよ」


「ドライバーは順位を争っているんだ。誰もが僕と同じようなことを言わないかもしれけど、自分の言うべきことを言っただけだし、何も悪いとは思っていない。彼との関係も問題ないよ」


 一方、1コーナーでの出来事をビデオで確認したクビアトは「何も問題はない」と話す。


「みんな、それぞれ意見を言っていたようだね。僕が1コーナーで見せた動きについてだけど、速いドライバーは、みんな同じことをすると思う。ただ、この件については十分に議論されたんじゃないかな」


「もう過去のことだし、いまは週末のレースに向けて完全に集中しているよ」



(Translation : Yuki Takayama)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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