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ホンダ密着:ミスファイアの原因は現在、調査中

2015年11月1日

 メキシコGP初日のフリー走行1回目に、マクラーレン・ホンダはジェンソン・バトン車の高圧センサーが故障モードに入るというトラブルに見舞われた。考えられる対処を行い、フリー走行2回目の途中からは解決。9番手のタイムを出して、初日を終えた。

 2日目にコースインしたバトンがロングランを開始しようとした直後に、別の問題が発生した。エンジンがミスファイアを起こしたのだ。そのため3周でピットに帰ってきたバトンのマシンは後部が開けられ、さまざまなチェックが行われた。

 約25分後にバトンはコースへ復帰するが、問題は解決していなかったため、チームが呼び戻し、わずか4周でセッションを切り上げることとなる。その後メカニックたちが再びカウルを開けてパワーユニット周辺をチェックしはじめたものの、それから約30分後、あわただしく動いていたメカニックたちの動きが止まる。それはバトンの予選への参加が見送られたことを意味していた。

 なぜエンジン交換をしなかったのか。ミスファイアを起こした原因が特定できなかったからである。

「パワーユニットだけでなく車体も含めて信号系のセンサーに問題がなかったかどうかの解析をして、エンジンがミスファイアを起こした原因を究明しているところです」とホンダの新井康久F1総責任者は説明する。

 マクラーレンの記者会見で、チーム広報は「バトンは70番手降格となるだろう」と語った。しかし会見終了後、新井総責任者に尋ねると「まだ調査中の段階なので何も決定していません。解析した結果、大きな問題がなければパワーユニットを交換せずレースに出ることもあるでしょう。もし交換しなければならないとしても、金曜に走らせたパワーユニットに交換するだけなので70番手降格にはならないんではないでしょうか。いずれにしても最終的な決定は、日曜にFIAから出る発表を待ってください」

 土曜の時点で確定しているマクラーレン・ホンダのグリッド降格ペナルティは、アロンソが15番手(パワーユニット11基目とギヤボックス交換)。バトンはパワーユニット関連で合計55番手。レース審議委員会は、フリー走行で十分なタイムを記録しているという理由から、バトンの決勝レースへの出場を許可。アロンソ19番手、バトン20番手と最後列からスタートする予定だ。日曜のメキシコシティ、天気予報は雨。あきらめるには、まだ早い。

(尾張正博)




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