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F速分析1:見た目以上の完勝? 冷静なロズベルグ

2014年11月10日

 8戦ぶりにニコ・ロズベルグが勝利した今年のブラジルGP。今回の勝利で、自身初の王座獲得に望みを繋げました。

 ロズベルグの最大の勝因が、ハミルトンの28周目のスピンだったことに疑いの余地はありません。しかし、レースでのタイム差が示すほどの辛勝ではなかったように思います。レースを検証してみることにしましょう。

 ロズベルグは26周目終了時点に2回目のタイヤ交換を行うため、ピットに向かいます。対するハミルトンは、翌27周目にピットには入らずに最速タイムを記録し、28周目へ。しかしターン4でスピンし、タイムを大幅にロスして、この周の終わりにピットインします。

 ピットイン前には1.099秒だったふたりの差は、両者がタイヤ交換を終えた直後の29周目には7.460秒差に広がっています。もちろんこの差はハミルトンのスピンによって生じたものですが、この時のラップタイムを見ると、ちょっと気になることがありました。



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