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【決勝無線】ベッテル「どうして譲る必要がある?」

2014年4月23日

RedBull

 中国GPでも問題となったレッドブルのチームオーダー無線。一瞬、セバスチャン・ベッテルがオーダーを無視するような行動に出たが……無線の前後と、その後の詳細から、チームとドライバーふたりの関係を読み取る。

「セバスチャン、リカルドを先に行かせてくれ」

「彼のタイヤは? どうして譲らなきゃいけない?」

 レース中盤、レッドブルの無線が国際映像に流れた。だが、セバスチャン・ベッテルはダニエル・リカルドを抑え込み、バーレーンGP終盤のバトルに続いてまたしてもチーム内に緊張が走る……外からは、そう見えた。

「そんなの“tough luck(身から出た錆)”でしょ?」

 ベッテルが無線で応える。同じタイヤを履いている、つまり同じ戦略であるのなら、速さが足りなくて抜けないのなら仕方がないのではないか。ベッテルはそう言いたかったのだ。


 しかし、リカルドはベッテルよりも3周新しいタイヤを履いていた。そして何より、ベッテルはこの時点で3回ストップ作戦への変更を視野に入れていた。結果的にはペースを落とすことで2ストップで走り切ったものの、最初からタイヤを上手く使い当初の予定通り2ストップで走り切れる確信を持っていたリカルドとは違い、ミディアムタイヤのデグラデーションが思いのほか速く進んだベッテルはそうせざるを得なかったのだ。

「セバスチャン、ダニエルは2ストップ作戦だ」

 ベッテルは23周目から3周にわたってリカルドとテールトゥノーズの戦いを演じたが、その無線を聞いて、26周目のターン1でアウト側にラインをとり、インを開けた。

「あれは僕が譲ったんだ」

 レース後、ベッテルは戦略の違いを知らなかったから純粋にポジション争いをしていたのだと釈明した。
「最初はあの指示の趣旨が何だか理解できなかったんだ。バーレーンの時とは違って、僕らは2台とも同じタイヤを履いていたからね。だからダブルチェックの意味で聞いたんだ。あの時点ではダニエルと僕は違う戦略を採っていてから彼の方が速くてああいう指示が出された。レースが終わってみればあそこで彼を抑え続けることが無意味だったと分かるけど、あの時点ではどうなのか分からなかったんだ」

 これについてはリカルドも「僕らはレースをしていたし、そういうときはできるだけ相手を抑えようとするものだ。チームから無線で指示されてからはすぐに譲ってくれたしね」と大人の対応を見せた。




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