「レッドブルの勝訴はF1のために望ましくない」
2014年3月25日

マルシャのスポーティングディレクター、グレーム・ロードンが、レッドブル・レーシングの失格への不服申し立てが認められるのはF1にとっていいことではないとの考えを示した。
オーストラリアGPでダニエル・リカルドは2位でフィニッシュしたものの、レッドブルの燃料流量の違反により失格の裁定を下された。
今年は燃料流量が100kg/hを超えることが許されていないが、リカルドのマシンは最大流量をコンスタントに超えていたとFIAから判断された。
レッドブルは、FIAが導入した流量計の精度に問題があり、自分たちの測定によると違反は犯していないと主張、失格裁定に対して不服申し立てを行い、それに関する審問が4月14日に行われることが決まっている。
Sky Sportsのインタビューにおいてロードンはこの問題について語り、自分の考えでは、いかなる問題に関してもFIAが示す指針に従うのは当然のことであると述べた。
「我々も燃料流量に関しては、何度か決断を迫られた」とロードン。
「ほとんどのチームがFIAがチームに対して望んでいる形に従って決断をしたと思う。それはできる限り慎重にマシンを常に合法に保つためであり、それがスポーティングレギュレーションに定められている」
「我々は、何か決断を下さなければならない場合には常に、FIAが示すガイドラインに従って考えてきた」
ロードンは、レッドブルの失格が取り消された場合、これが前例となってすべてのチームがレッドブルと同じことをするようになり、F1が混乱すると懸念している。
「この問題に関しては国際控訴裁判所が最終的な決定を下す」
「私の個人的な考えでは、この不服申し立てが認められれば、あらゆる問題が次々に起こるようになると思う」
「レッドブルがFIAが示すガイドラインを無視すると決めるなら、その理由はマシンを速くするためだ。それ以外にそんなことをする理由はない。すべてのチームがそういうアプローチをとれば、すべてのケースが国際控訴裁判所に送られることになる。それは望ましい形ではないし、ファンにとってもF1にとってもいいことではない」
レッドブルが失格になるリスクを冒した理由が分からないとロードンは述べている。
「我々はあらゆることに関して(F1レースディレクターである)チャーリー・ホワイティングの意見を求める。そして彼のアドバイスに従うことがチームにとっていいことであるというのが一般的な考え方だ。それがテクニカルレギュレーションの一部を成していなかったとしてもだ」
「チームが(FIAの)意見を無視して常に法廷で争うようになったら、常に物事が妨げられることになる」
「私の認識では、多数のチームがFIAから燃料消費に関してやるべきことを忠告されており、ほとんどのチームがそれに従った。マシンを速くするためならチームは(FIAからの)アドバイスを無視するのだとファンが考えるような形でレースを運営するのは、F1にとっていいことではない」
「ダニエルにとっては残念なことだ。彼はとてもいい走りをしたのに、チームがマシンを速くするためにああいう決断を下した」
「FIAのアドバイスに反する行動をとればスチュワードに見咎められるのは分かっていたはずだ。だからこそなぜ彼らがそういう冒険をしたのか私には分からない。非常にリスクの高い作戦だった」
関連ニュース
5/16(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
5/17(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
5/18(日) | 決勝 | 22:00〜 |


※マイアミGP終了時点
1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

※マイアミGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

