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メルセデス首脳「スタート前に悩んだ」

2014年3月17日


 メルセデスはルイス・ハミルトンをリタイヤに追い込んだパワーユニットのトラブルをスタート前から分かっていた。

 ポールシッターのハミルトンはスタートで順位を落としたのは、V6エンジンのうち5気筒しか作動しない状態だったからだ。メルセデスモータースポーツの責任者トト・ウォルフはそのトラブルについて、チームは事前に問題を把握しており、今後の展開についても明るい見通しであることを語った。

「ハミルトンがグリッドに向かうときには、我々はその問題に気づいていた。電子制御のシステムをなんとかリセットできることを期待していたんだけどね」とウォルフ。

「彼(ハミルトン)は本当にアンラッキーだった。ポールを獲得して、いいレ−スができて当然のポジションだったのだからね」

「あのリタイヤで残念なシーズンのスタートになってしまったけど、それがモーターレーシングでもある」

 トラブルが分かった時、チームとハミルトンはどうすべきか無線で悩んだ。スタート前に負けを認めてリタイアするか、それとも最初の2周を走行して、その後、ガレージに呼び戻すのか。

「シリンダーが実際に壊れていたのか、それとも単なるミスファイヤや電子制御の問題だったのか、その時は分かっていなかった」とウォルフは説明する。

「最初はエンジン本体の故障を避けるためリタイアした方がいいと思っていた。クルマが無傷な状態でリタイアするのは、今後のことを考慮するとセーフティな判断になるからね」

 結局、ハミルトンは2周を走行してピットに。ミスファイアが原因だったが、ライバルでもあるチームメイトのニコ・ロズベルグに25ポイント差をつけられながらも、ハミルトンはがっかりした様子もなく、語った。

「全然、ポジティブな週末だったよ」とハミルトン。

「その問題は分かっていたよ。もちろん、トラブルを聞いた時は驚いたけど、これからもいろいろな問題に対処していかなきゃならないしね」

「まだまだ最初の段階で、これからもっともっと先がある。僕はポジティブにトライして行きたいし、次のレースに集中したいよ」

 ウォルフも、悲観的な見方はしていない。
「新しい時代のF1なんだ。こういうことは起こりうるし、すべてのレースで勝つなんて。期待しちゃいけない」

 それでも、ハミルトンはリタイアが決まってピットロードで止まったとき、かなり落胆した様子で、首を横に振っていた。だが、ウォルフは今回のトラブルについて、ハミルトンはきちんと状況を受け止めていると話す。

「まだこれから18戦もあるんだ。他のドライバーたちだってリタイアするだろう。ルイスも心構えは変わっていないし、問題ないよ」

 実際、PPを獲得して、レースでもロズベルグが2位に20秒以上のギャップを築いて優勝。メルセデスの優位はしばらく、続きそうな勢いだ。




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