F1速報

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AUTOSPORT誌、F1速報誌の編集部員が鈴鹿直前・大胆予想!

2012年10月6日

【オートスポーツ誌】

LAT

 選手権争いとして見るなら、どうしても軸になるのがフェルナンド・アロンソ。ただし、中・高速コースに分類される鈴鹿では、フェラーリF2012にとって「得意」なサーキットとは言えない。アロンソ自身は05年ルノー時代に、130Rアウトからミハエル・シューマッハーをオーバーテイクするという離れ業を演じた経験もあり、ドライバーとして鈴鹿は当然「大好き」と公言する。

 対して、昨年勝者ジェンソン・バトン、2連覇経験ありのセバスチャン・ベッテルも、誰もが知るとおり「鈴鹿LOVE」のドライバー。自らのドライビングスタイルも、ここへ来てのマシン熟成度を考えても、アロンソより頂上に立つ可能性が高いのでは、と思える。そして忘れてはならないのが、ここ鈴鹿で予選17番手スタートから勝利を飾るという信じられないレース経験を持つキミ・ライコネンの存在。今年の鈴鹿はライコネンを見に行く(注目する)だけでも面白そうだ。

■注目はザウバーだがフォース・インディアが不気味

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 ハードであれ、ソフトであれ、全員が同じ道具を使って戦うため、それが「作為的」とか「人工的」だとか評するのは少しズレている。2年目のピレリはデビューイヤーの昨年データを踏まえ、さらに「難解」な特性を持っていることは序盤戦のリザルトが証明しているが、だからこそ「どう使いこなすか」「見つけるか」も勝負のうち。現に夏休み明けから開幕時のような番狂わせは陰を潜め、小さな当たり外れはあるものの、やはりトップチームが上位を占めつつある。

 そんな流れの中だからこそ注目したいのが、ザウバーとフォース・インディアの対決。イタリア・モンツァでのペレス、シンガポールでのディ・レスタ(というより、2台とも)の快走を見ていると、「ここはウチのマシンには合わない」なんていうエクスキューズを吹き飛ばすリザルトが、充分に可能な「何か」が、タイヤ次第で見つかるように思えてならない。

■フォース・インディアの松崎淳氏が「見つけた!?」

 では鈴鹿は? 「中高速コーナーは得意だから」と言うザウバーか、「ここは合わないので、ベストを尽くす」と言うフォース・インディアか……。個人的にはフォース・インディアのタイヤエンジニアである松崎淳氏の存在が気になる。イタリアGPの現場では、直後のヤングドライバーテストに向けて「秘策を試してきます」と言って望んでいたことを合わせて考えると、シンガポールでのフォース・インディアの躍進は、松崎氏が『何かを見つけた』と想像させるに充分。

 あとは、シューマッハーのエンジンがブローしないか、パストール・マルドナドが予選で前の方に来てしまわないか、ロメイン・グロージャンが可夢偉のそばにいるかどうか……気になるところが多すぎる!


【F1速報誌】

■シューマッハー引退でF1速報は動揺!?

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「優勝争いの予想」「可夢偉の順位は?」などなど、書こうと思っていたところに舞い込んだ「シューマッハー引退発表」のニュース。2006年モンツァの引退会見のときほどの衝撃はないものの、この週末が正真正銘の「鈴鹿ラストラン」になると思うと寂しい気がします。

■片山右京がぶったまげたシューのS字走法

「シューマッハーと鈴鹿」で思い浮かぶのが片山右京さんの言葉。「マイケルのベネトン時代の走りを鈴鹿で見て、ぶったまげたよ。ヤツはシフトアップしてS字に飛び込んでいったんだから」。

 鈴鹿のセオリーでは、ふたつのコーナーが組み合わさったS字はひとつ目でしっかりと減速して、ふたつ目以降をリズミカルにクリアするのが定石でした。ところが、シューマッハーはS字をひとつの直線と捉えてワンアクションでクリア。右京さんの話に衝撃を受けたF1速報では『シューマッハーのS字走法』を特集記事にしたほどでした。

■シューマッハーだから出せたあのコースレコード

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「これに勝てるヤツはいないと思ったよ。だって他のドライバーより直線が長いんだから。マイケルはS字のふたつのコーナーをひとつにしてしまった」と右京さん。今ではベッテルなども同じようなライン取りでS字をクリアしますが、鈴鹿で“コーナーをひとつ減らす走法”を最初に始めたのがシューマッハーでした。

 そして彼の特異なドライビングと、ブリヂストンのハイグリップタイヤの組み合わせで生まれたのが、現在に残る鈴鹿のレコード「1分28秒954」です。2006年フェラーリで記録された孤高のタイムは、いまだ破られてはいません。

 土曜日の予選ではシューマッハー最後の鈴鹿、最後のS字アタックに注目してほしい。10グリッドダウンが決まっていようが、皇帝は最後の渾身のアタックを日本のファンに見せてくれるはずです。




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