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ミハエルがモンツァFP1最速。アロンソはトラブル

2012年9月7日

Sutton

 2012年F1第13戦イタリアGPが現地時間7日に当地のモンツァ・サーキットで開幕。金曜1回目のフリー走行はメルセデスのミハエル・シューマッハーがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は14番手だった。

 ヨーロッパラウンドの最終戦として迎えた伝統のイタリアGP。ベルギーとの2週連続開催となる今レースの舞台はフェラーリとティフォシの聖地、そして平均スピードが240km/hを超える超高速サーキットのモンツァだ。

 初日の天候は晴れ。FP1は気温23度、路面温度28度のドライコンディションでスタートした。今回ピレリが持ち込んだタイヤは前戦スパ・フランコルシャンと同じミディアムとハード。このFP1にHRTは若手育成ドライバーのマ・キンファを起用し、中国人ドライバーが初めてF1の公式セッションに出走を果たした。

 一方、ロータスはスパの多重クラッシュで1戦の出場停止を受けたロメイン・グロージャンに代えて、サードドライバーのジェローム・ダンブロジオを起用。ウイリアムズはバルテッリ・ボッタス、フォース・インディアはジュール・ビアンキがそれぞれレギュラードライバーに代わってステアリングを握っている。

 90分のセッションでは、多くのドライバーがモンツァ専用のローダウンフォースマシンに手こずり、ハードブレーキングが要求される1コーナーでコースオフするシーンが何度も見られた。そんななか、序盤にまずまずの走り出しを見せたのはメルセデスの2台で、セッション中盤にはシューマッハーがFP1の最速タイムとなる1分25秒422をマークしてトップに立ち、ニコ・ロズベルグもシューマッハーからコンマ3秒差の3番手につけた。

 前戦スパで復活勝利を挙げたマクラーレンのジェンソン・バトンが2番手。バトンは、シューマッハーに続く2番手タイムをマークすると、終盤の走行を前にフロントサスペンションを微調整、終盤のロングランでは好タイムを並べて好調ぶりを維持している。

 ホームグランプリのフェラーリ2台はフェルナンド・アロンソが4番手、フェリペ・マッサも5番手と順調なスタートを切ったかに見えたが、アロンソのマシンは残り10分を切ったところでトラブルを抱えてストップ。1コーナーのブレーキングで異常を見せたアロンソのマシンはギヤボックスまわりのトラブルが疑われている。

 前戦スパで速さを見せたザウバー勢は、セルジオ・ペレスが26周を走って8番手、23周を重ねた小林可夢偉は14番手につけた。




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