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可夢偉「決勝は、まずは焦らず、変な事故に巻き込まれないことが大事」

2012年7月8日

Sauber
ーーQ2再スタート時にインターミディエイトタイヤを履いたのが痛かったですね。
「僕は無線で『ウエットで行こう、ウエットで行こう』と言っていたんですけど、チームが何を焦ったのか分からないけどインターミディを装着された。ウイリアムズがセッション再開の2分前にピット出口に並んだので、僕らも前に出るために急いで並ぶ羽目になってしまった」

ーーウエットタイヤでアタックラップ1周のみというのでは厳しかった?
「(インターミディエイトで出ていって)すぐにピットに帰ってきてウエットタイヤに換えたら1周アタックできるから、って言われて……。『何やねん、それ!』みたいな。『1周あるから大丈夫』と言われても、難しいですよ。
 あれだけ雨が降っていたし、どこがどれだけ濡れていてどれだけ乾いているか分からない。どこまでプッシュすればいいかも分からない。他のみんなはプッシュして(路面状況を)勉強してから最後にアタックしているのに、僕はいきなりアタック。もちろん飛び出したらゲームオーバーという難しい状況でした」

ーーチームがインターミディエイトを選んだ理由は聞いた?
「赤旗中断の時にメディカルカーが走っているのを見て、水しぶきがあんまり出てなかったからって……。それ聞いて『はぁっ!?』と、目が点になりましたよ」

ーークルマの調子自体はかなり良かった?
「クルマはすごく良かったので、みんなと同じタイヤを付けてればみんなより良いタイムが出せるのは分かっていた。リスクを負う必要もなかったし、全然焦る必要はなかったんですよね。僕はテレビの映像を見ていて『ウイリアムズはウエットタイヤ履いてるよ』と伝えたのに、『エンジンかけなきゃいけない、ファイヤーアップ、ファイヤーアップ!』と焦っていて。そういう時に落ち着いて考える時間が必要かな、と思うような出来事でしたね。まぁ、(担当エンジニアは)イタリア人だからしょうがないのかなとも思いますけど、本当に課題ですね、これは」

ーーすぐにタイヤ交換したのは自分のコールで?
「ピットにはウエットタイヤは用意してあったので、コースに出て行ってすぐに『ウエット! ウエット!』と無線で伝えて、すぐにピットインしました」

ーーこのガッカリ度はどのくらい?
「なんかもう、あのトラック(エンジニアリングミーティングルームがあるトランスポーター)ひっくり返したろかと思うくらいですよ(苦笑)。もう!」

ーーエンジニアとじっくり話し合う必要は?
「じっくり話してはいるんですよ。デスクで向かい合って話している時にはちゃんと話せるしお互いに納得しているんです。昨日なんかも『今回は僕の意見を聞いてほしい』と話したんです。『ピットのモニターで見るよりもドライバーのほうが状況を把握できるし、どちらのタイヤがベストかというのはいつも以上にドライバーのほうが分かるから』と。それなのに予選が始まったら舞い上がってしまう」

ーー同じ条件で走っていれば、Q3は行けたはず?
「かなり速かったし、余裕だったと思います。ドライでも良かったし。本当に……速かったと思いますよ。このチャンスを逃したのは大きい……。何なんやろ……悩みに悩むなぁ……」

ーー明日のレースは?
「このポジションからだと、前が水しぶきで真っ白で見えないと思うんですよね。まずは焦らず、変な事故に巻き込まれないことが大事で、状況が落ち着いてきたところからレースが始まるんじゃないかなと思いますね。マレーシアもそうでしたけど、今年は雨のレースでまともな戦略で走れていないので、明日に向けて対策をしっかり考えておきたいなと思います」




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