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FP3最速はニコ。マルドナドのクラッシュで赤旗終了

2012年5月26日

Sutton

 2012年F1第6戦モナコGPの土曜フリー走行は、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は13番手につけた。

 雨に見舞われた木曜から一転、休息明けの予選日は快晴に恵まれ、絶好のドライコンディションのもと、現地時間11時より3回目となる60分のフリー走行が行われた。セッション開始時の気温は24度、路面温度は31度を記録した。

 序盤のセッションは、開始直後から10周のロングランに挑んだキミ・ライコネンと、そのライコネンからやや遅れてコースインしたロメイン・グロージャンのロータス勢がリード。ファーストランで9周を重ねたグロージャンは早くも1分15秒台に入れてトップに立ち、初日3番手と復活の兆しを見せるフェラーリのフェリペ・マッサがFP3の走り始めでも2番手と好調をキープ。3番手にはガードレールすれすれのプッシュを見せたザウバーのセルジオ・ペレスがつけた。

 セッションが折り返しの30分に近づくと、再びライコネンが先陣を切ってスーパーソフトタイヤを投入。すると、それに続いたメルセデスのロズベルグが1分15秒159をマークしてトップタイムを塗り替えた。
 その後、スーパーソフトでのセカンドランに入ったアロンソが2番手、注目を浴びるロータスのグロージャンがひとまず3番手につけたが、セッション終盤にかけてマッサがアロンソを上回り2番手へ浮上。さらに、直前のラップでガードレールにリヤをヒットしていたレッドブルのセバスチャン・ベッテルが、マシンへの影響を感じさせない走りで3番手にジャンプアップしてくる。

 しかし、順調に進んでいたセッションも残り5分からは相次いでクラッシュが続出するイヤな流れへと変わり、まずはフォース・インディアのポール・ディ・レスタがトンネル出口でバランスを乱し、シケインのガードレールでノーズをヒット。直後には、ウイリアムズのパストール・マルドナドが4コーナーのインサイドにヒットし、そのはずみでアウト側のガードレールに激しく接触してタイヤを破損。これで走行不能となったマルドナドはマシンを降り、セッションも赤旗で中断。この時点で残り時間は3分程度だったため、そのままセッションは終了となった。

 ザウバーのペレスは、ポルティエの手前でウイリアムズの一台にラインを譲ったものの、相手の不注意のような動きで軽く接触される不運。終盤のアタックラップも最終コーナーで他車にひっかかり、結局9番手となった。一方の小林可夢偉は、序盤にミラボーのターンインでバランスを崩す場面もあったが、19周を無事に走り抜いて13番手でセッションを終えている。




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