可夢偉「このグリッドは残念度100％に近いですね」

Sauber

─今日はクルマの調子は良かったようですが？
「5位以内には間違いなく入っていたと思うし、実際に予選Q1からマルドナドと近いところにいたので、2位か3位には入れたクルマの調子だったと思います。Q3で走れていたら、あそこ（会見場）で喋っていましたよ。あとでタイムを見て、『これいけてたやん』という感じでしたから。あとコンマ6秒あったら（3位以内に）行けていたんですからね」

─最後にマシンを止めたのは？
「ハイドロリックのオイル漏れで、あそこで止めないとギヤボックスとか色々なものが壊れてしまうので、すぐに止めました。クルマが速かっただけにすごく残念ですね。ただ、マシンにはそれほどダメージはなかったみたいです。
　Q2の最後のタイムも、ターン7あたりからオイルが漏れながら走っていました。多分タイヤにオイルがかかったりもしていただろうし、そのせいでセクター3はタイムアップできていないので、実際にはもっと速いタイムが出せていたはずですからね。セクター2まででコンマ7秒くらい上がっていたので、セクター3であとコンマ3秒上がっていたら（Q2）でも2位か3位くらいのタイムが出ていたと思います」

─今日からセクター3のタイムが上がりましたが？
「僕のエンジニア（フランチェスコ・ネンチ）が『こういう走り方をしろ』って毎年しつこく言うので、やってみたら僕だけ遅かった（苦笑）。そのデータを確認して、『ほらダメやろ』って納得してもらいました。最後のシケインは、ティモ（・グロック）が入口をすごくゆっくり入って、V字で（切り返して）立ち上がり重視で全開で抜けて行くっていうのをやっていたらしいんですけど、絶対無理やから（苦笑）。それはもう古い話なんでしょうね」

─明日は今日よりも気温が下がるという予報ですが？
「温度が下がったほうがタイヤ的には楽になるので、そのほうが良いと思います。まぁ、条件はみんな同じですし、なるようにしかならないでしょうね」

─周りはロータスやメルセデスが控えています。
「行けるとは思うんですけど、スタートで上位にいないとツラいでしょうね。後ろにはバトンもウェーバーもいて、彼らはスタートが速いですから。そこがうまくいけば良いんですけど、そうじゃないとツラいですね。うまくスタートできることを願うしかないですね」

─クルマのポテンシャルとしては、今季で一番良い？
「スムースで速さもあるんで、今年一番かもしれないですね。アップデートの効果も含めて、ここまで順調な週末でしたしね。本当に速かったです。だからこのグリッドは残念度100％に近いですね」

─明日のレースは？
「ロングランに関しては、明日走ってみないとまだ分かりませんが、大丈夫だと思っています。ちょっと変なグリッドなので、どんなレースになるか分かりませんけど、そこそこ戦えるんじゃないかと思っています。落ち着いて無理しないで頑張ります」

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