18日、ポール・リカールでのF1合同テストが3日目を迎えた。初日、2日目はいずれもルノーがトップに立ったが、この日はBMWザウバーのジャック・ビルヌーブがトップタイムをマークした。
前日までは“モナコ仕様”の2D SCレイアウトのコースが使用されていたが、この日は距離が長く高速の1E SC(5.216km)で走行が行われ、各チームはカナダGPに向けた作業にシフトしている。
ビルヌーブは125周を走破し、1分25秒379のベストタイムを記録した。BMWザウバーからはロバート・クビカも参加、ふたりはタイヤと空力のテストに取り組んだ。クビカは4番手となっている。
2番手にはルノーのヘイキ・コバライネンが入った。コバライネンはタイヤテストを中心に行っている。僚友のフェルナンド・アロンソは、日曜のセビリアでのデモ走行に備え、テストを早めに切り上げ、タイムは5番手となっている。
3番手はマクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサ。彼はカナダGPのタイヤチョイスの作業を中心に行った。同チームからはゲイリー・パフェットも走行、初めてMP4-21で走行、8番手タイムを出している。
レッドブルからはデイビッド・クルサードとロバート・ドーンボスが参加、それぞれ6、9番手を獲得した。ふたりはカナダのタイヤチョイス、セッティング、開発作業にあたった。
トヨタのリカルド・ゾンタとチームメイトのオリビエ・パニスはTF106Bのセッティング作業を集中して行い、それぞれ7番手と11番手だった。
トロ・ロッソのニール・ジャニは10番手。彼は新しい空力コンポーネントの評価、カナダのタイヤチョイスを行っている。
最下位12番手はフェラーリのフェリペ・マッサだった。マッサはエンジントラブルのため3周しか走行していない。フェラーリはフィオラノでもテストを行っており、ミハエル・シューマッハーがモナコ向けのセッティングと新たなコンポーネントの開発作業を行い、97周を走行、57秒173のベストタイムを出している。
Paul Ricard(5/18)
Leading times
1位
Jacques Villeneuve
BMW-Sauber
1'25.379
125Laps M
2位
Heikki Kovalainen
Renault-Renault
1'25.736
121Laps M
3位
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'25.834
120Laps M
4位
Robert Kubica
BMW-Sauber
1'25.931
97Laps M
5位
Fernando Alonso
Renault-Renault
1'26.033
63Laps M
6位
David Coulthard
Red Bull-Ferrari
1'26.172
91Laps M
7位
Ricardo Zonta
Toyota-Toyota
1'26.261
101Laps B
8位
Gary Paffett
McLaren-Mercedes
1'26.443
99Laps M
9位
Robert Doornbos
Red Bull-Ferrari
1'26.498
44Laps M
10位
Neel Jani
Toro Rosso-Cosworth
1'26.668
103Laps M
11位
Olivier Panis
Toyota-Toyota
1'27.037
82Laps B
12位
Felipe Massa
Ferrari-Ferrari
No time
3Laps B
B:Bridgestone tyres
M:Michelin tyres
Weather/Track conditions:Warm、 sunny and dry
all times unofficial-courtesy of McLaren