F1グランプリ2006年シーズンの開幕戦となるバーレンGPがバーレーン・インターナショナルサーキットで幕を開け、金曜午前のフリー走行1回目でBMWザウバーのロバート・クビカがトップタイムをマーク。スーパーアグリの佐藤琢磨は16番手、井出有治は17番手で初めてのF1セッションを終了した。
午前11時(現地時間)からのフリー走行1回目の天候は晴れ、気温31度、路面温度41度、湿度33%というコンディションでセッションの幕は開けられた。開始と同時にアレクサンダー・ブルツ、アンソニー・デイビッドソン、ロバート・クビカ、スコット・スピード、ビタントニオ・リウッツィ、佐藤琢磨、井出有治らのドライバーがコースインするも、インスタレーションラップのみの走行でひとまずピットへと戻った。
今シーズン一番最初にフルラップ走行を行ったのはブルツで、開始10分あたりに1分36秒444のタイムをマーク。その後クビカ、ブルツの2台が走行を重ねていきクビカの1分34秒857がセッション序盤のトップタイムとなった。その間、井出有治も初のフルラップ走行を行うが、クビカの約10秒落ちとなる1分45秒636に終わった。
セッション中盤に入ると、スーパーアグリのもう1台佐藤琢磨が再びコースイン。タイム計測を行い1分39秒256のタイムで、井出よりも約6秒速いタイムをマークし先輩の実力を発揮した。その後も速さをみせたのはクビカで、周回を重ねる度に自らのタイムを次々と更新。1分33秒517のタイムで唯一の33秒台を出した。
セッション終盤になっても、スーパーアグリの2台と、ドーンボス、ブルツらが走行を重ねるのみの状態が続いたが、終了約10分前にブルツが1分32秒380でトップタイムを更新。その後フェリペ・マッサ、ミハエル・シューマッハー、フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネン、ファン-パブロ・モントーヤらのマシンが徐々にコースイン。するとライコネンが1秒33秒388、シューマッハーが33秒831といきなりの33秒台と貫禄の走りをみせるもブルツのタイムには届かず。そして、そのままセッションは終了するかに思われたが、終了直前になってクビカが1分32秒170でトップタイムを更新し、フリー走行1回目は終了した。以下ブルツ、ライコネン、シューマッハー、クリスチャン・クリエン、ニール・ジャニ、モントーヤ、マッサ、デイビッド・クルサード、ビタントニオ・リウッツィというトップ10だった。
スーパーアグリの琢磨と井出はそれぞれ16番手、17番手で最初のセッションを終了している。