FIAは、12月19日、2026年F1エントリーリストを発表、11チームの正式名称や各ドライバーのカーナンバーを明らかにした。2026年には新たにキャデラックが参入、ルーキードライバーとしては、アービッド・リンドブラッドがレーシングブルズからF1デビューを果たす。

　11番目のF1チーム、キャデラックに加え、アウディがザウバーを買収する形で、『アウディ・レボリュートF1チーム』としてF1活動を始める。社名は、今回発表されたバージョンでは、『ザウバー・モータースポーツAG』のままだが、今後、『アウディ・モータースポーツAG』へと変更されるものとみられる。

　チーム名が新たなパートナーとの契約により変更されたのは、マクラーレンとハースで、それぞれ、『マクラーレン・マスターカードF1チーム』と『TGRハースF1チーム』となる。

　パワーユニット（PU）が変わったのは4チーム。レッドブルの2チームは、ホンダと袂を分かち、自社製エンジンを『レッドブル・フォード』として使用する。長年メルセデスエンジンを搭載していたアストンマーティンは、ホンダとワークス契約を結び、新たなスタートを切る。また、ルノーはF1エンジン活動を終了、アルピーヌはメルセデスエンジンで2026年からのF1を戦うことを選択した。

　なお、アウディは自社製パワーユニットを使用、キャデラックは当面はフェラーリ製を搭載し、自社製パワーユニットの準備を整える。

　2026年のルーキーはリンドブラッドのみで、彼が自身の固定カーナンバーとして『41』を使用することも明らかになった。2025年にレーシングブルズでデビューしたアイザック・ハジャーは、レッドブルに移籍し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトに。2025年にレッドブルで走った角田裕毅は、2026年にはテスト兼リザーブドライバーとしてチームを支える。

　また、キャデラックから、ベテラン、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスが現役F1ドライバーとして復帰を果たす。

　カーナンバーが変更されたのはふたり。新チャンピオンのランド・ノリスは『1』を使用。昨年まで『1』をつけていたフェルスタッペンは、従来の自身のナンバー『33』に戻るのではなく、『3』に変更することを決めた。

■2026年F1エントリーリスト（2025年12月19日発表）