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作動温度領域の狭いタイヤを機能させ、予選の走りを改善「安定してタイムを出す方向性を見つけた」【角田裕毅F1第16戦展望】
2025年9月7日
2025年F1第13戦ベルギーGP以来、3戦ぶりに予選でQ3に進出した。しかし、第16戦イタリアGP予選後の角田裕毅(レッドブル)の表情は冴えなかった。

「このサーキットはスリップストリームが重要なのに、最後のアタックで僕が1番手で出ていったために、誰も前に走っているクルマがいなくて、スリップストリームを使えませんでした」
イタリアGPの舞台であるモンツァ・サーキットはストレート区間が長い。そのため、ほかのサーキットに比べて、空気抵抗を軽減するために前走車の後方を走る、いわゆるスリップストリームの効果が大きい。その効果は、1周あたりコンマ3〜4秒と言われている。
しかし、Q3の最後のアタックで、角田は先頭でコースインした。その理由を次のように説明する。
「僕は『最初に出て行くのは嫌だ』と言ったのですが、チームとしてはマックス(・フェルスタッペン)が優先なので、マックスのために出て行くことになりました」

今回、レッドブルはフロアをモンツァ用にアップデートしてきた。しかし、その新しいフロアを使用していたのはフェルスタッペンだけ。角田は従来型のフロアを使用していた。投入された新型のフロアの効果は大きく、フリー走行3回目を終えた段階で、フェルスタッペンにはポールポジションを獲得できるチャンスがあった。そこでチームはQ3の最後のアタックで角田のスリップストリームを与えることにしたと考えられる。
肝心の最後のアタックでスリップストリームを使用できなかった角田は、スピードが伸びず、セクター1とセクター2で自己ベストを更新できずに1分19秒529にとどまり、10番手に終わった。それでも、金曜日に抱えていた課題にしっかりと対応し、Q2ではフェルスタッペンからコンマ2秒まで接近するパフォーマンスを見せていた。
「(作動温度領域の)レンジが狭いなかでもソフトタイヤをうまく使う方法を見つけることができて、予選のパフォーマンスが改善できたと思います。今後もコンスタントにタイムを出す方向性を見つけることもできました。今回はQ3に入ることが重要だったので、よかったです」
今回のQ3進出は、22号車を担当する全員の適応力の高さを示す結果だったと言える。

(Text : Masahiro Owari)
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9/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/7(日) | 決勝 | 22:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 309 |
2位 | ランド・ノリス | 275 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 205 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 184 |
5位 | シャルル・ルクレール | 151 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 64 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 64 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | アイザック・ハジャー | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 584 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 260 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 248 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 214 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 80 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 60 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 51 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

