3位ルクレール「次のアップグレードでマクラーレンに近付きたい」4位ハミルトンはフェラーリのブレーキ問題解決を望む
2025年6月30日
2025年F1オーストリアGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは3位、ルイス・ハミルトンは4位という結果だった。
2番グリッドのルクレールは、スタートで後ろのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)にかわされて3番手に落ちた。その後、ほぼ一貫してその位置を走り、マクラーレン勢に挑むことはできなかったものの、後方からの脅威はなく、3位表彰台をつかんだ。ウイナーのランド・ノリス(マクラーレン)との差は19.820秒だった。
ハミルトンはスタート直後、後ろのジョージ・ラッセル(メルセデス)とポジション争いをした後に、グリッドと同じ4番手を維持。レースの周回のほとんどをその位置で走り、ルクレールからは9.200秒遅れ、5位ラッセルには33.376秒の差をつけて、フィニッシュした。
コンストラクターズ選手権で、フェラーリはメルセデスを1ポイント差で逆転し、2位に再び浮上した。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=3位(70周/70周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
「正直、ターン1で(ノリスに対して)オーバーテイクを試みるつもりはなかった。ここで外側から回り込んでいくのはあまり現実的ではないと思っていたからね」
「スタートが良かったので、並走する形になり、そこでポジションはほぼ確定していた。そして早めにブレーキを踏む必要があり、オスカーが外側から抜いていった。あれ以上うまくやれる余地はほとんどなかった」
「正直に言えば、仮に2番手を維持できていたとしても、彼ら(マクラーレン)は今日あまりにも速すぎたので、すぐに抜かれていただろうと思う」
「まだ多くの作業が必要だ。チームは素晴らしい仕事をして今回のアップグレードを投入してくれたし、正しい方向に一歩進んだと思う。でも、まだ少しペースが足りていない」
(トンネルの出口の光が見えてきたかと聞かれて)「そうだといいよね。確実に言えるのは、僕たちは正しい方向に進んでいるということだ。今週末がその証拠だよ。小さな一歩ではあるが、確かに前進できたと思う。ただしアップグレードを過度に早く評価してしまわないよう慎重であるべきだ。僕たちが求めたすべてを満たしていたけれど、本当に評価するにはあと2、3戦は必要だし、実際のペースを判断するにもそれくらい必要だ」
「正しい方向へ進んでいる。できるだけ早く新しいパーツを投入できることを願っているし、もしそれができれば、マクラーレンとのギャップをさらに縮められると期待している」

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=4位(70周/70周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
「僕自身が少しずつ前進できているのは確かで、それはとてもポジティブなことだ。チームとしても前進できているし、それもまたとてもポジティブに感じるよ」
「今週末、僕たちが2番目に速いチームだったというのは素晴らしいことで、しかも1分以上の差がついていたわけではない」
「もちろん現時点では、マクラーレンがやっているようなことを僕たちができるわけではないが、このアップグレードの効果があったことは間違いないし、チームとして今週末は良い運営ができたと思う」
「僕の場合、予選は良くなってきていると感じている。ただしレースペースはまだ十分ではない。レース中はバランスに本当に苦しんだ。低速では激しいアンダーステア、高速では激しいオーバーステアが出て、車内のツールではどうにもならなかった」
「さらに僕たちには常にブレーキの問題を抱えている。今回もレース全体を通じてブレーキをマネジメントしなければならず、それによってタイムを失っていた。それでも、今週末のポジティブな面に目を向けたいと思う」
(SF-25が長い間抱えているというブレーキの問題について語り)「かなり早い段階からブレーキをマネジメントしなければならなかった。それで確実にタイムを失っていた。この問題の解決を本当に強く求めている。現状はとても良いとは言えない」
「セッティングはシャルルのものにさらに近づけた。彼はかなりオーバーステアのマシンをドライブしていて、リヤを滑らせながら走っているが、デグラデーションが起きない。でも僕がリヤを滑らせると、極端にデグラデーションが進んでしまう」
「それに慣れるしかないのだと思う。カルロス(・サインツ)も慣れるのに2年ほどかかったと聞くが、僕はそこまで時間をかけたくはない」

(autosport web)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

