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強引にトレイン脱出。ラッセルの“意図的な違反”に厳しいペナルティ「スロー走行にうんざり」

2025年5月26日

 2025年F1モナコGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは11位、アンドレア・キミ・アントネッリは18位だった。


 予選においてアントネッリはQ2でクラッシュを喫したため、15番グリッドからのスタートに。ラッセルはQ2でバンプにヒットした後に電気パワーが失われてマシンがストップ。決勝は14番グリッドから戦うことになった。

 2台は並んで、レーシングブルズ勢およびウイリアムズ勢の後ろを走行。まず、レーシングブルズのリアム・ローソンが、前を行くアイザック・ハジャーのピットストップを有利に運ぶためにスローペースで走行し、後続を抑えつけた。それを見たウイリアムズも同様の戦略を採り、最初はカルロス・サインツ、その後はアレクサンダー・アルボンがラッセルのすぐ前をスローペースで走り続けた。


 苛立ちを募らせたラッセルは、ペナルティを受ける覚悟で、コーナーをカットしてアルボンの前に出た。この際に、ラッセルが無線で「ペナルティを受け入れるよ」と話していたことから、スチュワードはこの行為を意図的な違反と判断。10秒ペナルティより重いドライブスルー・ペナルティを科した。


 ラッセルはドライブスルー・ペナルティをこなした後、2回義務化されたタイヤ交換も行ったが、アントネッリがスロー走行で後続を抑えたため、その前の11番手でコースに復帰することができた。アントネッリはラッセルのピットストップが終わった後にピットイン。最後尾に落ちた後、2周後に義務である2回目のタイヤ交換も済ませ、ウイナーから3周遅れの18位でフィニッシュした。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2025年F1第8戦モナコGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=11位(76周/78周)
14番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード


「2回のピットストップ義務化という新規則下のレースでは、チェスをしているかのような気分だった。戦略として、キミと僕がお互いに助け合いながら、レースを通じてポジションを上げていくことを目指していた。残念ながら、ウイリアムズとレーシングブルズも同じ戦略を選択したので、それによって僕たちには実質的な選択肢がなくなった」


「それでもゲームを諦めずに、セーフティカーや赤旗が出ることを期待しながら走り続けたが、僕たちに有利な展開は一切起こらなかった」


「この規則の下で、チームメイト同士が協力し合うことが容易になり、マシンの順位を入れ替えたり、フリー・ピットストップの機会を与えることができるようになった。モナコでは、4秒遅くても追い抜かれないため、そうするための計算を容易に行うことができる」


「明るい面としては、最後の10周は本当に楽しかった。モナコは世界で最高のサーキットのひとつだ。そこを限界までプッシュして走ることができ、最大限に楽しむことができた」


(ウイリアムズの後ろを走っていた周回は、これまでで最も苛立ちを感じるものだったかと聞かれ)「そうだね。でもそうなると分かっていた。僕たちも計画していたんだ。キミと一緒にやるつもりだった。でもそれをレーシングブルズやウイリアムズがやってきた」


「僕はそのうち『もうどうでもいいや!』って思った。それよりモナコをエンジョイしたい。予選でそれができなかったからね」

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2025年F1第8戦モナコGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=18位(75周/78周)
15番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード


「今日の結果にはがっかりしているが、昨日15番手で予選を終えたことを考えれば、最終的には驚くべき結果というわけではない。僕たちにとって、これまでで一番エキサイティングなレースというわけではなかったし、戦略も僕たちには有利に働かなかった」


「レースの初めは、できるだけ多くのポジションを稼ぐためにアグレッシブに攻めようとした。トンネルの手前で(キック・ザウバーのガブリエル・)ボルトレートに仕掛けた。ペースがあったので行くことに決めて、ひとつ順位を上げることができた」


「その後、長期戦として戦おうとしたが、レーシングブルズやウイリアムズなど、ミッドフィールドのチームがそれぞれ自分たちのレースをしていて、僕たちはスローペースのトレインのなかに閉じ込められ、追い越せる可能性はまったくなかった」


「期待外れの結果だけれど、僕にとって、モナコの週末は、また新たな良い学びの場になった。イモラの時と同様に、C6タイヤコンパウンドではかなり苦戦し、シングルラップをうまく決めるのに苦労した」


「今はバルセロナに向かうのが楽しみだ。そこでは、僕がよく知っているハード寄りのタイヤコンパウンドが使われるしね」

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と角田裕毅(レッドブル)
2025年F1第8戦モナコGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と角田裕毅(レッドブル)


(Text : autosport web)


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6位オラクル・レッドブル・レーシング16
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