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イモラからの不調を打開したアストンマーティンの地道な努力【2024年F1前半戦アップデート総括】
2024年8月16日
全24戦が開催される2024年F1も14戦を終えサマーブレイクを迎えた。そこで、F1ジャーナリストの尾張正博氏が前半戦での各チームのアップデート投入状況を振り返り、『個人的に印象に残った各チームのベストアップデート or ワーストアップデート』について全6回で綴ります。
第5回となる今回は、第14戦ベルギーGP終了時点でコンストラクターズランキング5位につけるアストンマーティンをお届け。
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最初のつまずきは、第7戦エミリア・ロマーニャGPだった。アストンマーティンは、ヨーロッパラウンド開幕戦となったイモラに、大幅に見直されたフロントウイングとノーズアッセンブリーを持ち込んだ。
下から2枚目のウイングまで伸びたショートノーズは同じだが、ノーズの先端が鋭角になり、それに合わせて、一番下のフラップの形状が緩やかな『U』の字から、少し角張った『V』の字にモディファイされた。
しかし、これが結果的にワーストアップデートとなった。エミリア・ロマーニャGPでは予選で2台ともQ3に進出することはできなかったからだ。さらに、ここからアストンマーティンの不調が続く。
それを打開したのが、開発陣の地道な努力だった。エミリア・ロマーニャGPで投入したノーズのコンセプトは踏襲しつつ、アップデートが機能するようにディティールを変更した。イギリスGPでは一番下のフラップの『U』の字部分をさらに下に湾曲させてきた。
このアップデートによって、アストンマーティンはイギリスGP以降、3戦連続でポイントを獲得し、トップ5チームの座を維持することに成功。これがアストンマーティンの前半戦のベストアップデートだった。
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

