F速

  • 会員登録
  • ログイン

メルセデスF1、ハードタイヤのペースが急激に悪化し表彰台を争えず「ミディアムを2セット用意すべきだった」とハミルトン

2024年4月8日

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、チームはF1第4戦日本GPで表彰台を争うはずだったが、第1スティントは“最悪”なもので、最初からドライバーたちを後退させてしまったと考えている。


 ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンは日本GPの決勝レースをそれぞれ7位と9位でフィニッシュしたため、チームにとって鈴鹿で失ったり改善したりしたことは何もなかった。メルセデスのストラテジストは、ドライバーたちにミディアムタイヤでレースをスタートさせることを選択したが、1周目に導入された赤旗の間にすぐにハードタイヤに交換した。


 しかし、リスタート後のハードタイヤのペースが思わしくなく、メルセデスは1ストップ戦略でチェッカーフラッグを受けるという考えを捨て、ハミルトンとラッセルは最後のスティントで最初のミディアムタイヤに戻すことになった。ラッセルは最終的にチームメイトよりも優位に立ち、マクラーレンのオスカー・ピアストリとのバトルを制して7位でフィニッシュし、ハミルトンは9位で締めくくった。

ルイス・ハミルトン&ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2024年F1第4戦日本GP ルイス・ハミルトン&ジョージ・ラッセル(メルセデス)


 ウォルフは、最初のスティントでのドライバーのペースの悪さがチームを大きく後退させ、表彰台への野望を阻んだと考えていた。


「我々はスタート時の順位で(レースを)終えた。非常に難しいものだった」とウォルフは『Sky Sports F1』に語った。


「第2スティントと第3スティントでは非常に速く、表彰台を狙えるレースをしていたが、第1スティントは最悪だった。暑すぎたのか、戦略を変えすぎたのか、何であったのかを突き止める必要がある」


 ウォルフは、赤旗後にハードタイヤで長いスティントを走ることは、当初は正しい選択肢だったと語った。しかし、パフォーマンスの急激な低下により、その計画は頓挫した。


「ラップタイムの面ではかなり安定しているように見えたので、当初は正しかったと考えている。彼らは直近のライバルたちからあまり離されてはいなかったが、その後、突然1周あたり2秒から2秒半ほどのところまで落ちてしまった。その瞬間に、長く続かないことが明らかになった」

トト・ウォルフ代表(メルセデス)
2024年F1第4戦日本GP トト・ウォルフ代表(メルセデス)


 ハミルトンは、チームの選択によってハードタイヤで2スティントを走ることを余儀なくされたため、レースでよりよい結果が出た可能性については懐疑的だった。また彼は、13周目にラッセルを先に行かせた理由についても説明した。


「ミディアムタイヤでスタートするか否かなど、異なる戦略を採れた可能性については分からないが、それでもふたりがひどいハードタイヤで走る必要があった」


「今日は本当に大変だった。最初に少しダメージを受けてしまったと思う。最初のスティントでシャルル(・ルクレール/フェラーリ)がアウト側に来て、大きくアンダーステアになってしまったときだ。どのコーナーでもマシンを曲がらせることができなかったので、ジョージを先に行かせた」


「さっきも言ったように、ハードタイヤはかなり悪かったけど、ミディアムタイヤはまだよかった。今にして思えば、ミディアムタイヤを2セット用意すべきだった。でも、全体的に今日のマシンはかなりひどかった」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

9/19(金) フリー走行1回目 17:30〜18:30
フリー走行2回目 21:00〜22:00
9/20(土) フリー走行3回目 17:30〜18:30
予選 21:00〜
9/21(日) 決勝 20:00〜


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号