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F1参戦に向けてドライバーを探すアウディ。現在の本命はアルボンか
2023年12月5日
アウディはF1参戦に際し、アレクサンダー・アルボンが過去2年、ウイリアムズF1チームで素晴らしいパフォーマンスを見せたことに注目し、彼の獲得を狙っているようだ。
アルボンは、F1参戦初シーズンの途中にトロロッソ(現アルファタウリ)からレッドブルに移り、苦戦した後にレッドブルから離れ、ウイリアムズで新しいスタートを切った。アルボンは見事に立ち直り、今や実力を高く評価されている。
レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは、一時、アルボンを取り戻そうと考え、ウイリアムズに対して、セルジオ・ペレスとの交換を申し出たとすらいわれている。しかしウイリアムズ側はこれを受け入れなかった。さらにアルボン自身は、ウイリアムズ代表ジェームズ・ボウルズやチームオーナーのドリルトン・キャピタルらに対し、レッドブル陣営に戻る気は一切ないという意向を、再三示した。彼はレッドブルはマックス・フェルスタッペンに集中しており、自分を公平に扱わなかったと感じているのだ。
レッドブルはアルボンの再獲得に失敗したようだが、この数週間、他のチームが彼に強い関心を示し始めている。それはザウバーと提携して2026年からF1に参戦する予定のアウディだ。
アウディは、2025年から実力が確立されたドライバーを獲得することを目指し、カルロス・サインツやシャルル・ルクレールにアプローチしたが、ふたりともフェラーリとの契約を延長する意向であり、アウディの企ては失敗に終わった。ルイル・ハミルトン、ジョージ・ラッセル、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリも現チームに中長期的に残ることが決まっており、CEOアンドレアス・ザイドルには選択肢がなくなり始めている。
当初彼は、ドイツ出身のニコ・ヒュルケンベルグの獲得を希望していたが、アウディ取締役会から決定的な賛同は得られなかった。ヒュルケンベルグはハースでチームメイトよりも明らかに良いパフォーマンスを示してはいるものの、来年末には37歳になっている。
エステバン・オコン、ピエール・ガスリーも2025年に向けて悪くない選択肢ではあるが、アルボンの方がパフォーマンスが安定しており、レーステクニックは現役ドライバーのなかでトップクラスであり、さらにメルセデスのパワーユニットについての知識も持っている。
アウディとアルボンの交渉は始まったばかりだが、ザイドルは、アルボンあるいは他の優秀なドライバーを確保するためには急ぐ必要があるだろう。2024年末で現契約が切れるドライバーたちは多いものの、この冬の間にも、将来の契約を確定させる者が出てくる可能性があるからだ。
(Grandprix.com)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

