F速

  • 会員登録
  • ログイン

サージェントのウイリアムズF1残留、アメリカの新スポンサー契約が後押しか

2023年12月3日

 ウイリアムズF1チームは、ローガン・サージェントが2024年に残留すると12月1日に発表したが、最終戦アブダビGPの時点でそれが決定事項であることは明らかだった。


 まず、決勝後の無線で、サージェントに対してレースエンジニアのガエタン・ジェゴは、良いレースをしたことを褒めた後、「来年が楽しみだな、相棒」と言った。さらにウイリアムズがアブダビGP後のタイヤテストにサージェントを起用していたことも、契約延長が確定していることの証だった。


 ウイリアムズのある関係者によると、チームにとって2024年セカンドシートの最有力候補は常にサージェントだったという。その理由は、チームが彼のポテンシャルを信じていること、これまで彼の成長のためにかなりの投資を行ってきたことだという。1年でサージェントを切り捨てて別のルーキーを選んだ場合、育成のために結局は次の1シーズンを費やすことになる。それは無駄だとウイリアムズは考えたわけだ。

2023年F1第19戦アメリカGP ローガン・サージェント(ウイリアムズ)
2023年F1第19戦アメリカGP ローガン・サージェント(ウイリアムズ)


 サージェントがアメリカ人であることも、彼の残留を助ける要因となった。ウイリアムズの唯一の株主ドリルトン・キャピタルはアメリカ市場にかなりの投資を行っている。さらに、F1のCEOステファノ・ドメニカリは、F1ドライバーラインアップにアメリカ人と中国人を常に含めて、両国でのF1人気を促進することを望んでいる。


 さらに、2024年にアメリカに本拠を置く銀行がウイリアムズの主要スポンサーになるといううわさがある。そうであれば、ウイリアムズにとって、アメリカ人ドライバーを走らせる必要性が高まる。

ローガン・サージェント(ウイリアムズ)
2023年F1第19戦アメリカGP ローガン・サージェント(ウイリアムズ)


 こういった要因により、ウイリアムズはサージェントを残留させることを決め、ルーキーがF1デビューを果たすチャンスが消滅した。


 FIA F2で活躍したドライバーたちがF1昇格のチャンスを得られずにいることが、F2の価値に疑問を投げかけている。2022年チャンピオンのフェリペ・ドルゴヴィッチ、2023年チャンピオンのテオ・プルシェールをはじめ、フレデリック・ベスティ、ジャック・ドゥーハンなどがF1シートをつかめずにいる。



(Grandprix.com)


レース

10/18(土) フリー走行 2:30〜3:30
スプリント予選 6:30〜7:14
10/19(日) スプリント 2:00〜2:30
予選 6:00〜
10/20(月) 決勝 4:00〜


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ336
2位ランド・ノリス314
3位マックス・フェルスタッペン273
4位ジョージ・ラッセル237
5位シャルル・ルクレール173
6位ルイス・ハミルトン125
7位アンドレア・キミ・アントネッリ88
8位アレクサンダー・アルボン70
9位アイザック・ハジャー39
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム650
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム325
3位スクーデリア・フェラーリHP298
4位オラクル・レッドブル・レーシング290
5位ウイリアムズ・レーシング102
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム68
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム46
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号