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F1 Topic:マンホールの蓋が外れた原因は“コンクリート製の枠の破損”。修復作業を実施、コース上すべての蓋を点検
2023年11月17日
41年ぶりのF1ラスベガスGPは、1回目のセッションからトラブルが発生し、波乱のスタートとなった。
現地時間午後8時30分にフリー走行1回目が開始されてから約10分後、カルロス・サインツ(フェラーリ)のマシンがコース上で停止した。ラスベガス・ストリップ・サーキットのバックストレート区間を走行中、巨大なダウンフォースによってマシンのフロアと地面との間に発生した負圧によって、アスファルトのなかに埋められていたドレインカバー(排水溝のフタ)が吸い上げられて外れ、サインツのマシンにダメージを負わせた。
その後、赤旗が出され、コース上を走っていた全車にピットレーンに戻るよう指示が出された。そのなかの1台がエステバン・オコン(アルピーヌ)だった。おそらく、サインツのアクシデントによって吸い上げらて、地面に転がっていたドレインカバーに衝突したものと考えられる。
サインツとフェラーリからの報告を受けて、事故現場には関係車両が多数駆けつけ、現場検証を開始。サインツのマシンに損傷を負わせたドレインカバーがあった穴を囲んで、国際自動車連盟(FIA)のスタッフとサーキットの責任者と関係各スタッフが対応を協議していた。
では、なぜドレインカバーは外れたのか。問題となったドレインカバーがあった箇所の穴を見ると、穴の片側だけ何か処理が行われているのがわかる。
さらにその近くにふたつ目の穴があり、こちらにひとつ目のドレインカバーとふたつ目のドレインカバーが並んで置いてあった。ふたつのドレインカバーは左側が上下逆さまの状態で置かれており、右側が外したままの状態で置かれていた。
このドレインカバーには、カバーそのものとともに、カバーの下に金属製のパドルがついているのがわかる。このパドルはカバーの中心部にあるネジと連動して回転する。そして、ネジを回転させることで、パドルが固定され、外れない仕組みとなっていると思われる。
つまり、ドレインカバーが外れる理由はふたつ考えられ、カバーそのものに問題があったか、パドルを固定させるための穴側に問題があったかである。
ふたつ目の穴には、修復された跡がないことから、原因は穴のなかがなんらかの原因で欠損したために、パドルを固定させることができなくなり、F1マシンのダウンフォースによって外れたものと考えられる。
その後、国際自動車連盟(FIA)から正式に事故の原因が公表された。
「点検の結果、マンホールの穴の周りのコンクリートの枠が破損していました。他のマンホールのフタもすべて点検する必要があり、時間がかかると思われます。解決にかかる時間について、現地のサーキットエンジニアリングチームと協議し、その結果、スケジュールに変更があれば更新します」
FIAによれば、バックストレートにある穴だけで、30個あり、すべての穴を点検するために、フリー走行2回目は2時間半遅れの午前2時半開始となった。また、1回目のフリー走行がほとんど行われなかったため、セッションは90分に延長された。
つまり、現地時間で初日のフリー走行が終了するのは、午前4時となった。
(Masahiro Owari)
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6/27(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
6/29(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

