F速

  • 会員登録
  • ログイン

FIA、F1シンガポールGPでフェルスタッペンの妨害行為を罰しなかったのは誤りと認める。判例のデータベースから消去

2023年9月28日

 F1シンガポールGP予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、他車への妨害行為について3件について審議されながら、実質的なペナルティは科されなかった。しかしスチュワードは、そのなかの一部の判断は誤りだったと認め、その件は今後起きるインシデントについて判断するうえでの先例として用いないことを決めた。


 フェルスタッペンはシンガポールQ1終盤、ピットレーン出口で長時間停止したこと、Q1でのローガン・サージェント(ウイリアムズ)に対するブロック、Q2での角田裕毅(アルファタウリ)へのブロックの3件について、予選後に審議を受けた。スチュワードは、ピットレーンの件と角田に対する行為については戒告、サージェントに対する行為については、処罰なしという裁定を下した。


 シンガポール予選では、サージェントがランス・ストロール(アストンマーティン)の妨害をした件で審議を受け、妨害行為があったとされながら、ペナルティはサージェントへの戒告とチームへの罰金にとどまった。


 通常、他車への妨害行為に対しては、グリッド降格ペナルティが科されるため、シンガポール予選での裁定に対して疑問を呈する声が上がった。

2023年F1第16戦シンガポールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、クリスチャン・ホーナー代表、ヘルムート・マルコ
2023年F1第16戦シンガポールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、クリスチャン・ホーナー代表、ヘルムート・マルコ


 日本GPの週末、シンガポールGPでスチュワードを務めたマッテオ・ペリーニは、チーム代表者の会議において、コース上で他車を妨害したフェルスタッペンらに実質的なペナルティを科さないと決めたのは誤った判断であり、グリッド降格とすべきだったと認めた。シンガポールでのこの裁定は、スチュワードのデータベースから削除され、今後のインシデントについての審査において前例として用いられることはなくなる。さらにペリーニは、チームが無線でドライバーに後方から接近しつつあるマシンの存在を適切に知らせなかったことを、ペナルティ軽減の理由に用いるべきではないことを確認した。

2023年F1第16戦シンガポールGP スタート
2023年F1第16戦シンガポールGP スタート


 グランプリ・ドライバーズ・アソシエーションのディレクターを務めるメルセデスのジョージ・ラッセルは、今回の件について「全体に一貫性を持たせる必要がある。ああいったインシデントの多数において、状況はかなり明確に思える」と語った。


「彼らがあの一件でペナルティを免れたのは奇妙だった。結果に大きな影響はなかったけれど、チャンピオンシップで首位に立っているのか、最下位なのかというのは、関係ない。誰かの邪魔をした場合、それに対するペナルティが与えられるべきなんだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※オランダGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ309
2位ランド・ノリス275
3位マックス・フェルスタッペン205
4位ジョージ・ラッセル184
5位シャルル・ルクレール151
6位ルイス・ハミルトン109
7位アンドレア・キミ・アントネッリ64
8位アレクサンダー・アルボン64
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位アイザック・ハジャー37

チームランキング

※オランダGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム584
2位スクーデリア・フェラーリHP260
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム248
4位オラクル・レッドブル・レーシング214
5位ウイリアムズ・レーシング80
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム60
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー51
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号