最新記事
- グランプリのうわさ話:オースティン、コース...
- JRPA日本レース写真家協会が2024年モータース...
- ルーキーレース延期の理由のひとつはロジステ...
- ルノーの次世代F1パワーユニット救済を求める...
- 2025年用ピレリF1タイヤのテストにメルセデス...
- F1、巨大複合企業グループ『LVMH』と10年のグ...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る】マルコの...
- シーズン後の新『F1ルーキーレース』、2024年...
- F1パワートレイン事情:ハミルトンがアゼルバ...
- 「いじめに遭い、本当につらい時期があった」...
- 苦戦するチームに「特効薬はない」アルピーヌ...
- 松田次生のF1目線:ドライバーに求められるセ...
若きフェルスタッペンとの契約、飛び級でF1に乗せることは「かなり勇気のいることだった」とマルコ
2023年8月18日
レッドブル・レーシングのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコには、まだ10代だったマックス・フェルスタッペンを発掘して契約したことについて大きな功績があるだろうが、その決断は大きく裏目に出る可能性もあったことを認めている。
レッドブルはフェルスタッペンがまだ16歳の時に契約を結んだ。フェルスタッペンは17歳と166日の若さで、2015年オーストラリアGPでトロロッソからF1デビューを飾り、F1の史上最年少ドライバー記録を破った。彼はすぐにF1に影響を及ぼすようになったが、初期の頃には避けられないミスをしたり、コース上での激しいドライビングスタイルで他のドライバーを怒らせて敵を作ったりしたため、すぐに成功したわけではなかった。
しかし一旦すべてのことがうまくいくようになると、フェルスタッペンはまもなく無敵の存在になった。2021年の世界選手権では最終戦アブダビGPの最終ラップに首位に立ってタイトルを獲得し、2022年も2回目のタイトルを獲得した。今年は現在ランキング首位に立っており、2位に125ポイントの大差をつけている。
マルコは、もしフェルスタッペンとレッドブル全体にとってよい展開にならなかったら、チームと特にマルコは、これほど若い年齢のフェルスタッペンと契約する決断をしたことですぐに批判を浴びただろうと述べている。
「何か起きていたらどうなっただろう? もちろん当時なら世間から非難されただろう」とマルコは『Young Economist』に語った。
「その後は制度も変わり、現在は(スーパーライセンスを得るには)18歳でなければならない」
しかし当時でさえ、マルコはフェルスタッペンがルイス・ハミルトンやミハエル・シューマッハー、そしてアイルトン・セナらと並ぶ、一世代にひとりの才能の持ち主であることを証明するだろうと確信していた。
「フェルスタッペンの場合はすでに明白だった」とマルコは説明し、フェルスタッペンが少年の頃にカートレースで圧倒的優位に立っていたのは明らかだったので、マルコはマックスの父親ヨスに、ジュニアチャンピオンシップを飛ばしてまっすぐF1に行くべきだと助言したという。
「私はすでにフェルスタッペンと話をしていた。私はF3や他のクラスについて触れたが、結局ヨスにこう言った。『それは忘れて、F1にしよう』とね。当時としてはかなり勇気のいることだった。電話からはしばらく何も聞こえてこなかった。彼はとても驚いていた」
「当時はセンセーショナルにうまくいった。彼は愚かなことも何度かやったが、22歳になっても同じことをしているドライバーはいる。証拠はある」
「このようなドライバーは10年に一度見つかる。それは並外れたことだ」
フェルスタッペンはトロロッソで23レースに出場し、2016年シーズン序盤のスペインGPからレッドブルへ昇格してダニエル・リカルドのチームメイトになり、そして初めての優勝を飾ってみせた。
フェルスタッペンは予選が弱点であることがわかったが、2019年のハンガリーGPではとうとう初めてのポールポジションを獲得した。それ以来、フェルスタッペンは合計175レース中27レースでポールポジションからスタートし、45勝を挙げている。まだ25歳のフェルスタッペンが、これからのF1での年月でハミルトンが持つ104回のポールポジションと103回の優勝の記録を追い越すことは容易に想像できるし、ハミルトンとシューマッハーの持つ7回のタイトル獲得記録さえ上回るかもしれない。
2007年にセバスチャン・ベッテルをレッドブルファミリーに迎えていたマルコが、フェルスタッペンと契約するという決断が正しかったと感じていても驚きではない。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
関連ニュース
9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |